- Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121017154
作品紹介・あらすじ
千年を超える短歌の歴史のなかで、男たちはさまざまな主題を歌い続けてきた。憧れの女性を射止めた喜び、わが子誕生の感慨、戦場における極限体験、不遇のうちに世を去る無念。さらには、美酒に酔いしれる至福や、スポーツ観戦の興奮までも歌い上げている。本書では『万葉集』から現代短歌までを見渡し、バラエティに富んだ六十首を選りすぐって鑑賞。三十一文字に込められた男たちの思いを鮮やかに蘇らせる。
感想・レビュー・書評
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<閲覧スタッフより>
賀茂真淵が「万葉集」を評価して“ますらをぶり”と表現した男性的なうた。万葉集から現代詩歌まで、古今の人びとがうたった詩歌を歌人・佐佐木幸綱が“男性”というキーワードで選り抜いた一冊です。
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所在番号:新書||911.1||オト
資料番号:10155376
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我はもや安見児得たり皆人の得かてにすとふ安見児得たり
-藤原鎌足「万葉集」-
人丸の後の歌よみ誰かあらん征夷大将軍みなもとの実朝
-正岡子規「竹の里歌」-
ぐいぐい迫ってすばやい短直突(ショート)だ。ボビイの顔がじぐざぐになる
-前田夕暮「青樫は歌ふ」- -
最初に紹介されてるのが、藤原鎌足の「安見児得たり〜」っていう、無邪気なエロオヤジパワー炸裂した歌っていうのが、なんというか……なんでこれが冒頭なのか、作者にうかがってみたい気がする。