不平等国家中国: 自己否定した社会主義のゆくえ (中公新書 1950)
- 中央公論新社 (2008年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121019509
感想・レビュー・書評
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「不平等国家中国」園田茂人著、中公新書、2008.05.25
200p ¥777 C1236 (2019.07.17読了)(2019.07.15購入)
副題「自己否定した社会主義のゆくえ」
【目次】
まえがき
序章 階層化する中国社会
第一章 自己否定する社会主義―市場経済化のパラドクス
第二章 復活する学歴社会―不平等を生み出し、隠蔽する力学
第三章 激増する農民工―繋がり、分断される都市と農村
第四章 女性のなかの階層分化―男女平等主義の曲がり角
第五章 富裕化の社会的帰結―都市中間層は民主化をもたらすか
終章 中国社会はどこへ行くのか
あとがき
参考文献
附録―本書が利用した方さデータ
☆関連図書(既読)
「中国発の危機と日本」長谷川慶太郎・岡崎久彦著、徳間書店、1998.04.30
「日中再考」古森義久著、産経新聞社、2001.06.30
「中国」日本経済新聞社編、日経ビジネス文庫、2002.10.01
「中国経済あやうい本質」浜矩子著、集英社新書、2012.03.21
「崩壊する中国逃げ遅れる日本」宮崎正弘著、KKベストセラーズ、2008.01.25
「人民元がドルを駆逐する」宮崎正弘著、KKベストセラーズ、2009.06.30
「中国ひとり勝ちと日本ひとり負けはなぜ起きたか」宮崎正弘著、徳間書店、2010.01.31
「2013年の「中国」を予測する」宮崎正弘・石平著、ワック、2012.09.27
「習近平の中国」林望著、岩波新書、2017.05.19
(「BOOK」データベースより)amazon
マルクス主義を国是に、平等社会を理想とした中華人民共和国。だが、1978年から始まった改革・開放政策は、都市と農村、男女、学歴などの格差を急拡大させた。社会主義体制への市場経済導入、共産党員優遇によって、他の国々とは違った独特の格差・不平等を生み出した中国。その将来は―。本書は、著者独自の長年にわたる調査や多数のデータから、現在の中国社会を蝕む深刻な実状を明らかにするものである。詳細をみるコメント0件をすべて表示