- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121025241
作品紹介・あらすじ
五七五の長句と七七の短句を互い違いに組み合わせ、一巻三十六句の連句を作る歌仙。この第一句(発句)が独立したのが俳句であり、かの松尾芭蕉も歌仙こそが「座の文藝」である俳句の原点と考えていた。題材の見つけ方、季語の詠み込み方、時事的な話題の扱い方など、俳句上達のヒント満載。作家、歌人、俳人による言葉の競演/饗宴を経て、感覚がみがかれていくさまを追体験する。
感想・レビュー・書評
-
普段連句に親しみがない方にも手に取りやすい本だと思う。式目(ルール)についてもう少しわかりやすく、冒頭にまとめてあるとなおよかった。
連衆(作者たち)のチョイスがよい。俳優の寺田農氏がこれほど学識に優れた方だとは知らなかった。
伝統的な連句を読んできた人間にとっては、作品自体には違和感がある箇所もある。全体に特定の地名が出てきすぎ、その場の状況を句に反映させすぎなど。それでも、歌仙という、現代ではほとんど忘れ去られている文芸形態へのとっかかりとして期待度の高い本。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いやー、楽しかった! 歌の旅の途中、きっと読み直そう。
-
五七五の長句と七七の短句とを互い違いに組み合わせ、一巻三十六句の連句を作る歌仙。作家、歌人、俳人による言葉の競演/饗宴を読む
-
東2法経図・6F開架:B1/5/2524/K