まんが道 (12) (中公文庫 コミック版 ふ 2-37)

著者 : 藤子不二雄A

• 中央公論新社 (1996年11月18日発売)

感想・レビュー・書評

[dokutokuさんの感想 · 2024年3月30日]

連載５本に長編別冊の依頼。人気まんが家として軌道に乗り始め、満を持しての帰京。羽を伸ばし過ぎたせいか、仕事の再開ができない。頭と手が進まない。次から次へと押し寄せる帰省先への電報。締め切りの催促。遂に穴を開けてしまう。怒り心頭の編集者。まんが家としての再起はもう無理か？…時間の制約。読者に受ける工夫。プロの仕事は趣味とは違う。後に偉大な業績を成し遂げた人も必ず1度は挫折を味わっている。そこで終わってしまう人との差は何か？叱咤激励してくれる人、再生を期待してくれる人。周囲の存在も大きい。

[ユーキさんの感想 · 2023年12月6日]

仕事に大穴をあけた満賀と才野。
叱りまた励ましてくれるテラさんは人格者。

[ホトケさんの感想 · 2013年8月12日]

異端な巨匠が描くクリエイティブな世界の締め切りの厳しさ。

[はちのさんの感想 · 2013年8月8日]

怖いなぁ……でも仕事に対する「責任」というのは一度は経験しないと分からないものなのかもしれないとも思う。特に漫画というのは普通の仕事と違って物語を作り出す仕事だ。毎月毎週締め切りに追われるプレッシャーの大きさは想像もつかない。