- Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122037939
感想・レビュー・書評
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私の「三国志」推し・曹操の物語後編です。父を殺された衝撃からの蛮行(正史にも書いてある)で始まり、ほぼ後漢を乗っ取っておいて、「周の文王でいいや」と呟いて世を去るまで。サブタイトルどおり、魏の太祖より、曹一族のゴッドファーザーという感じの語りでした。紅珠の存在がその孤独感を和らげています。続きは「曹操残夢」にて…。
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曹操かっこいい
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[評価]
★★★★☆ 星4つ
[感想]
三国志の曹操の生涯を物語にした内容となっている。
下巻は後継者問題に頭を悩ます父親といった感じの内容となっており、自分が死んだ後に魏を誰に託せばよいのか、乱世が自分の代で終わればよいのが終わらないのであればなど、後継者選びには腐心しているのを強く感じることができる内容だった。
後継者に曹丕を選んだことは間違いではなかったと思うが想定よりも短命だったことは想定外だったろうな。 -
上巻を参照してください。
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図書館で借りて、下巻からきたけども、読みたくなって読んだ。
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2012年読了2冊目(上下巻)
<作品紹介>
果てしない兵乱、疲弊する民衆。曹操は最愛の子の夭折、後継者問題をめぐる家庭内の確執に苦悩しながらも、着々と覇業を推し進め、建安二十五年、「天下なお未だ安定せず」の言葉を遺して逝く―。作家として出発した若い頃から、曹操の詩文を読み、戦場を駆け抜けたその生涯に思いを馳せてきた著者が、英雄の内面に光を当て、新しい曹操像を描き出した歴史大作。
<感想>
題名の通り、曹操を中心に三国志を描いているので、他の作品と比較しても、その傾向は顕著である。
同じ作家「陳舜臣」の三国志に出てくる曹操とはけっこう違うイメージなので、そちらの曹操とイメージをあわせると「陳瞬臣」が描きたい曹操が見えてくる気がする。
曹操を中心にした小説を読むと、いずれの作家も曹操には好意を持っており、それは同感である。 -
なんか尻すぼみでおわったな。
陳さんの詩から曹操のなりを掘り下げていく
アプローチはエビデンスありきで
素晴らしいと思いますが。。 -
魏の曹操と素の曹操を絡めながら、その生涯を閉じるまでの話。関羽との縁、果たせぬ偉業、後継者…