- Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122041608
感想・レビュー・書評
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やっぱり難しかった。
『論語』は通読していないものの、ある程度は読んできたし、解説書も何種類も読んだ。
井上靖『孔子』なども読んだというのに、何だか、ちっとも孔子のことが分かっていないのではないか、と不安に駆られた。
本書のエッセンスは、第五章の最後の節、「大なるかな、孔子」に集約されている、と感じる。
ノモス的社会が成り立つ中で、「仁」という一つの理想主義を掲げた孔子は受け入れられることなく終った。
強烈に自己主張する道をとらず、自分の思想を探求するために「巻懐の人」となることを選んだ。
ここが、白川さんの考える、孔子の偉大さだと思われる。
孔子の生涯について述べられているのは、第三章までが中心。
巫祝の子であった孔子が、亡命生活の中で磨かれて、思想家として大成するものの、顔回を亡くしたことで、思想的な後継者を喪ったことが書かれていた。
第四章は、後代の孔子の批判者として世に現れる墨家と、荘子について取り上げられていた。
個人的にはこの第四章が最も読みやすかった。
「義」を掲げ、儒家の「仁」の狭量さを批判して「兼愛」を主張する墨家は、白川さんに言わせると、儒家の「仁」の概念と似ている、と。
一方、絶対論で知られる荘周(荘子)は、むしろ顔回経由の儒家思想に近い思想だとされていた。
むしろ孟子と同時代の孟子への強烈な批判があって、儒家と対立したと考えているようだ。
孟子は・・・あまり評価が高くないようだ。 -
松丸本舗おすすめ本。孔子の人生にスポットをあてた作品。
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展示期間終了後の配架場所は、1階 学士力支援図書コーナー 請求記号:124.12//Sh83
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ト. 2010.8.20
孔子論語だけで無く、その時代の背景までかいてある
後日、図書館に行ったら、白川さんってすごい人だと知った -
未読。11月15日購入。
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おもしろいけれど、自分には難しいです。要再読。
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これは気になる!井上さんのも良かったのですが、白川さんの孔子、気になります。