雪の夜話 (中公文庫 あ 63-1)

著者 :
  • 中央公論新社
3.20
  • (7)
  • (24)
  • (39)
  • (13)
  • (4)
本棚登録 : 248
感想 : 29
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122049239

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 雪の降る田舎の公園で起こる出来事について綴った、ラブストーリーでもミステリーでもない、寓話。
    主人公・相模にしか見えない、雪の降る夜にだけ現れて、何年たっても姿を変えない少女・雪子のお話。

    札幌から上京して働いているという私の状況と酷似していて、つい主人公・相模に感情移入してしまいました。
    大きな感動があるわけではありませんが、読み終えたときに心あったまる、そんなお話です。
    故郷が懐かしくなりました。
    また、雪の降る日に読みたいです。

  • 全く派手さはないんだけど、ふんわりとしたファンタジー。
    主人公の成長とともに読み手の気分もしゃきっとする。
    雪や子犬の情景も丁寧で、いいものに出会えたな、と思える本。

全29件中 21 - 29件を表示

著者プロフィール

作家・翻訳家。東京大学文学部卒。レコード会社洋楽部ディレクター等を経て作家に。
著書に『四日間の奇蹟』、『君の名残を』(以上宝島社)、『黄蝶舞う』(PHP研究所)ほか、訳書に『安アパートのディスコクイーン─トレイシー・ソーン自伝』、『フェイス・イット─デボラ・ハリー自伝』(以上ele-king books)、マット・ヘイグ『ミッドナイト・ライブラリー』(ハーパーコリンズ・ジャパン)、テイラー・ジェンキンス・リード『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』(左右社)など多数。

「2022年 『ボクのクソリプ奮闘記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

浅倉卓弥の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
浅倉 卓弥
伊坂 幸太郎
村上 春樹
有川 浩
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×