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- Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122051096
感想・レビュー・書評
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実在の猫男爵こと岩松家の話
120石の大名
・・・新田家(徳川)本流と
血筋が良いので大名!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「サライ」に2001~02に連載されたものです。そのため、各話が同じ長さの読みきりになっていて、非常によみやすくなっています。
さて、中身の方はと言うと、新田の嫡流と言う貴種ながら、家康に家系図を渡さなかったため、120石という新田岩松家最後の殿様、俊純の日記を基に構成した伝記ものになっています。伝記と言っても、その当時や江戸初期の出来事を幅広く取り上げていて、「江戸」フライデー的小説になっています。
話の内容に大きな華はありませんが、庶民に非常に近い(何と言っても年収380万円相当の殿様ですから)目線で描かれた、市井の物語として楽しく読めます。
どうやって、380万円でやっていけるかって言うと…そこが猫大名の名前の由来ですよ。 -
新田家の幕末当主:岩松俊純を通じた江戸の文化・暮らしを
紹介しながら軽やかに新田家の明治への変転も見事に
表現。
この手の内容であきさせないなんて秀逸の作品だね。これ。
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