- Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122054097
感想・レビュー・書評
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老いを巡るテーマ、という設定はいいのだが、どうもとってつけたような展開で面白くない。やっつけ仕事なのではないか。
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2017年12月15日読了。
2017年119冊目。 -
これがあの西澤保彦なのか。全然イメージが違ってとまどってしまう。主人公はデパートのエリート社員を早期退職した羽村祐太。48歳独身。その身の回りに持ち込まれる人間模様、特に老いやボケがからんだ家族問題を彼がのんびり解きほぐす、というからミステリではないなこれは。日常世話物か。48歳にしては妙に老成した物腰や口ぶりがどこかで聞いたことのあるような。こういう言い回し、どこの誰だったか、というよりよくありがちなのかも。ご近所の家族が入り組んでからむ連作6編。そのまま終わってもまあそれなりだが、最終編にちょっとした仕掛けがほどこされていてニヤリとさせられる。まあこういうのもよくある手法ではあるが。
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老いや介護がテーマの話。ミステリー感はない。各章は羽村さんに関係してくる人達の話。同級生の娘が羽村を好きになって、もしや結婚?とか思ったが、最後は意外な展開でハッピーエンド!?テーマは重いが、割と好きな本人かな。
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ミステリの印象が強かっただけに、こうした叙情的なオムニバスはまた違った側面が楽しめていい。それでも切れ味はミステリさながらだし、それでいて恋愛要素も強い。満足感のある一冊。
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身につまされるお話。失うものがある人生が怖い。しかし、失う事を覚悟しなければ何物も得られない。
どちらが良いのだろう。僕は前者になりそうだ。 -
連作短編ミステリー。
日常の謎に分類されると思うが、テーマは「老い」。やや重め。
『迷いゴミ』謎の依頼の意味は?
『戻る黄昏』駐車場を借りる理由は?結末はびっくり。
『その日、最後に見た顔は』過去の事故に関する推測。女性ならではの心理ですね。
『幸福の外側』妻の外出の理由は?
『卒業』ミステリー要素は少な目。恋愛観。
『夢は枯れ野をかけめぐる』前五話、特に直前の話が大きな伏線に。 -
スーパーの惣菜を食べれなくなった