クランIII - 警視庁公安部・区界浩の深謀 (中公文庫 さ 65-7)
- 中央公論新社 (2016年6月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122062535
作品紹介・あらすじ
渋谷駅を襲ったテロ事件から一夜。「神」と呼ばれる黒幕は現場から姿をくらます。警視庁公安部の区界警部を中心にした捜査の末、警察内密盟チーム"クラン"の面々は「神」への足がかりをつかむことに成功する。だが彼らの元に、再び恐ろしい事件の気配が-。書き下ろしシリーズ第三弾。
感想・レビュー・書評
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渋谷駅で起きたテロで、一般人の被害はないものの、青山の部下・土沢と神奈川県警の俵、2名の警官の命がまたもや奪われる。公安の区界が「クラン」のメンバーであることが明かされ、いよいよ警察閥の砦とも思われる裏金作りの首謀者に接触を試みるが、全く相手にされない。そんな「クラン」のメンバーを嘲うように、敵の魔の手が着実にメンバーを追い詰めていた…ここまでが3巻。大崎での立てこもり事件はあるが、1、2巻に比べて、少しトーンダウンな印象。しかし、着実に警察組織の闇に迫りつつある「クラン」。巨悪にどのように立ち向かっていくのか?神の正体は一体誰なのか?気になるので、もちろん続けて4巻へ!
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裏金問題に端を発し、警察の闇を暴くべく結成されたクランのメンバーは、さらに大きな敵に対しなければならなくなる。
環境保護団体、外国部隊によるテロ等々、神との関係はどうなるのか。ますます混迷を極める事態に、どのような終息が待ち受けるのか。
このシリーズは、まだ続くようだ。第4弾の今月発売が待たれる。 -
どんどんスケールが大きくなってきたが、本当に収拾がつくのか怪しくなってきたかも。
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シリーズ第3弾。第2弾までは、そこそこの面白さだったのだが、本当につまらない。だらだらと続く展開の無いストーリー、しかも、第4弾へと続くようだ。
誰がメインの主人公なのか曖昧なこと、ストーリーの柱となるものが不確かであることが、つまらなさの原因だろうか。
かつて暮らしたことのある釜石市出身の作家ということで、『一柳美結シリーズ』以来、応援して来たが… -
渋谷駅を襲ったテロ事件から一夜。「神」と呼ばれる黒幕は現場から姿をくらます。警視庁公安部の区界警部を中心にした捜査の末、警察内密盟チーム“クラン”の面々は「神」への足がかりをつかむことに成功する。だが彼らの元に、再び恐ろしい事件の気配がー。
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これ、サブタイトルが2巻と3巻逆じゃない?と思ってしまいました。前作ほど入りこめず、というか、ちびちび読んでるのが悪いのか、話が間延びしてる雰囲気があるからなのか、渋谷駅のテロでのショックでクランそれぞれのメンバーの葛藤みたいなもので話が行きつ戻りつしている感じがあるからなのか、正直盛り上がりに欠けたかなという印象です。それでも、少し確信に近づいてはきてるようで。宗教団体とか○○愛護団体とか○○支援団体とか、全部が全部ではないけれど、悪いことに使われたり、そういう隠れ蓑になったりすることが多いのは否めませんね。
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とんでもない話になってきたが、本当に収束するんだろうな?次巻に注目ですな
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08月-05。3.0点。
クラン、第三弾。渋谷トンネルのテロが終わり、謎を残しつつあつまるクランたち。
息をつく間もなく、水族館でテロ案件が。。。
「神」の正体が見えそうで見えず。。前半はクランメンバーの会話ばかりで、なかなか進まない。事件発生で一気読みする感じ。 -
2017.5.20読了
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渋谷駅を襲った謎のテロ事件。クランのメンバーは「神」と呼ばれる主犯を追うが、そこに再び異常事件が――書き下ろしシリーズ第三弾。