- Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122072923
感想・レビュー・書評
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螺旋プロジェクト最後に作品。
この作品のテーマが丁寧に描かれていて、全作品の中でも1、2を争う良作。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
文庫が出た順番の関係もあり、螺旋シリーズの最後がこの本になりました。時代順に読んで、「天使も怪物も眠る夜」で終わるのも良い選択だと思いますが、この本で終わるのも私は良かったと思います。良い作家に出会えて幸せです。
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※評価はすべて3にしています
螺旋プロジェクト。私が読んだ中では4冊目。
身分制度が形式的になくなった後、強調されるのは差別。そこにさらに集団心理が強調された。
物語の構図が対立から学びに変わる過程はあまりに見事。
ストーリーではないが、方言を文字ですんなりと読める表現にも驚く。
特に宮城や山形あたりに縁があるからかもしれないが。
もちろん螺旋プロジェクトの次の時代を読まなければならない。 -
日本の敗色濃厚な第二次大戦末期。相剋するふたりの少女が、目覚め、祈るとき……。新しい世界の物語が始まる。特別書き下ろし短篇収録。解説・瀧井朝世
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とても面白かった。良い作品に出会えた。祝はな丸1 ⸜(*ˊᗜˋ*)⸝
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太平洋戦争中、東京に食堂を営む父、母と暮らす蒼い目を持つ清子。
父は突然不慮の事故で死んでしまう。
食堂は母が一人で切り盛りする中、戦争が激化し清子の小学校は宮城に疎開する。
疎開先の寺で地元のリツという少女と出会う。リツは存在自体が清子をざわつかせる。リツも同様に清子の存在を明らかに意識してしまう。 -
螺旋プロジェクトは2冊めだが、海族山族にはやはりどうしてもなじめなくて、なじめないまま終わった感じ。