- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140815168
感想・レビュー・書評
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物事にゲームの要素を持ち込むことで人々のモチベーションや能率を上げるという「ゲーミフィケーション」を提言する本。特に難しく考える必要はなくて、男性用の小便器の中に的のようなシールを貼って飛び散りを防止するのもゲーミフィケーションの一種なんだって。
このゲーミフィケーションという発想、まだ発展途上な感じだけど、面白そうだし、いつか自分でもやってみたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
詳細なレビューはこちらです↓
http://maemuki-blog.com/?p=9714 -
退屈な日常に、「遊び」を取り入れることで面白いものにするというのは子どもはその天才であろう。その手法をより社会性のある政治や、ビジネスの現場に応用する例が昨今増加している。それはインターネットとゲームの親和性が極めて高いということに関係している。 ゲーミフィケーション的手法によるビジネスの活性化というのは今後増加することはあっても減少することはないだろう。したがって、その概略がどういったものか知っておくのも悪くないだろう。
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日常をゲーミフィケーションの観点から切り取れる多くの視点を提供し、センサーを始めとした技術の進歩は更にそのすそ野を拡大していると説く好著。
ゲームのように可視化して、フィードバック、演出と言われると大仰に考えてしまい、ゲームにそれほど親しんでいない世代などは及び腰になる、日常での何気ない行動もゲーミフィケーションに導かれているとことに気付くと、むしろ自然な形でのビジネスに使えるアィデアが浮かびそうだ。To Do Listと作ってチェックしていくのも立派なゲーミフィケーションなのだ。
そしてセンサーでの計測は、体重、ウォーキング、ランニングから日射量、電気、ガス、水道、そしてGPS、車のスピードなど、列挙するにいとまがない、これらもまた格好のゲーミフィケーションのネタになるのだ。
ところで、オバマ大統領の選挙戦について献金や電話による支持拡大など、ゲーミフィケーションが多用されたとの記述があって少し驚いた。ソーシャルメディア本(主に2009年の後半から2010年にかけて出版されたTwitter本)ではソーシャルメディアこそオバマ大統領を勝利へ導いたとあったのだが。。。 -
ゲーミフィケーションの本。例を数多くあげているところが良い。「カルマ・カップ」の例は素晴らしい。黒板を用意し、カップを持ってきたら記入する権利がある。十回ごとに飲み物が無料となるという単純な仕掛け。しかし、ゲーミフぃけーションにはまる。
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ゲームが役に立つということは分かりやすく解説してある。ゲームの話というか、モチベーションとかマーケティングの話に近い。ゲームを通じてマーケティングするというよりは、ゲームという仕組みをビジネスにどう組み込んでいくかという話。
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若干いまさら感があるが、ほかの積読との優先順位からいまのタイミングになってしまった。
ゲームの優位性・劣位性について、かなりアカデミックなアプローチで書かれているが、事例(ケース)も多分に含んでいるため理解は進みやすい。
今後、自身の企画の中でも再読する機会がありそうな重宝する書籍である。 -
ゲームがビジネスを変える。
ゲーム的な要素を社会的活動やサービスに利用する、ゲーミフィケーション。
ゲームの力というものを考えさせれらる。
PSとかDSなどのゲームは自分の暇つぶしのためだけのもの。
これらも自らの生活に密にかかわってくるような形になればなぁとは思うところ。
今後そんな形のゲームが出てきたりもするのかなと。 -
ゲーミフィケーションとは?という基本的なところから知りたくて読んだ。文章も読みやすく、今年出た本のため事例も最近のものが豊富。しかし何より、ゲンロンサマリーズの要約を読んだだけで本当にさわりが理解できていたことに驚き...