「アメリカ社会」入門 英国人ニューヨークに住む (生活人新書)

  • NHK出版
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感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140882931

感想・レビュー・書評

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  • [ 内容 ]
    ニューヨーカーたちは思いのほか丁寧で愛想もいい。
    でも、心しなくては。
    その親切な仮面の下では、何か巧妙な悪だくみが進行しているかもしれないから。
    「ニッポン社会」への入門を無事果たした英国人ジャーナリストの次なるターゲットはアメリカだった。
    スポーツ、ユーモア、社交、格差、幸福感…。
    母国イギリスとのさまざまな比較から見えてきた「アメリカ社会」の意外な素顔とは。

    [ 目次 ]
    ニューヨーカー-もっとも無礼で粗野な人たち?
    ニューヨークにまつわる歌-「歩くジュークボックス」から流れる三曲
    アルコール事情-「ビール王」を名乗るには早すぎる
    ユーモアのセンス-『ザ・シンプソンズ』と『オニオン』には脱帽
    アメリカン・スポーツ-思い入れがあるのは彼らだけ
    貧富の格差-アメリカン・ドリームなんて幻想だ
    ニューヨーク生活-移住を考えている人へのお役立ちガイド
    ニューヨークの愛称-“ゴッサム”に込められたメッセージ
    イギリス人とアメリカ人-いとこのような「特別な関係」
    アメリカの英語-日本語くらい上手に話せたら
    アメリカ人との出会い-癪に触るデイヴとおとなしいデイヴ
    アメリカ式社交術-ネットワーキングにはぞっとした
    アメリカ人の発明-長靴、パレード、ニックネーム
    ちょっとした違和感-アメリカ社会のおかしなところ

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • ●内容紹介
    ニューヨーカーたちは思いのほか丁寧で愛想もいい。でも、心しなくては。その親切な仮面の下では、何か巧妙な悪だくみが進行しているかもしれないから。「ニッポン社会」への入門を無事果たした英国人ジャーナリストの次なるターゲットはアメリカだった。スポーツ、ユーモア、社交、格差、幸福感…。母国イギリスとのさまざまな比較から見えてきた「アメリカ社会」の意外な素顔とは。

    ●目次
    ニューヨーカー―もっとも無礼で粗野な人たち?
    ニューヨークにまつわる歌―「歩くジュークボックス」から流れる三曲
    アルコール事情―「ビール王」を名乗るには早すぎる
    ユーモアのセンス―『ザ・シンプソンズ』と『オニオン』には脱帽
    アメリカン・スポーツ―思い入れがあるのは彼らだけ
    貧富の格差―アメリカン・ドリームなんて幻想だ
    ニューヨーク生活―移住を考えている人へのお役立ちガイド
    ニューヨークの愛称―“ゴッサム”に込められたメッセージ
    イギリス人とアメリカ人―いとこのような「特別な関係」
    アメリカの英語―日本語くらい上手に話せたら
    アメリカ人との出会い―癪に触るデイヴとおとなしいデイヴ
    アメリカ式社交術―ネットワーキングにはぞっとした
    アメリカ人の発明―長靴、パレード、ニックネーム
    ちょっとした違和感―アメリカ社会のおかしなところ

  • ・マクソーリーズ・オールド・エール・ハウスというバー
    ・アメリカ社会は全体として、あまり流動性に富んだ社会ではない
    ・アメリカ映画においてイギリス人がどのように扱われているか、を見るのも面白い

  • Colin Joyce が「ニッポン社会」に続いて「アメリカ社会」に入門。イギリス人らしいシニカルな視点で、ニューヨークの異文化をきままに語る。

    日本はどうしてもアメリカの影響を強く受けているため、アメリカこそがグローバル・スタンダード、「外国人」というのはみなアメリカ人のように愛国心が強く、宗教の熱心な信者で、社交好きで、サブウェイでは選択し得る全てのオプションが選択できるようになっていると思い込みがちだ。しかし、本書にはアメリカ人とは違う「外国人」Colin がそのようなアメリカ社会に戸惑い、違和感を覚える様子が記されており、非常に興味深い。そうか、アメリカがスタンダードなのではなく、日本がユニークであるように、やっぱりアメリカもユニークなのか。

    2006年から2007年にかけてニューヨークで暮らしていたので、本書の記述と重なる経験をしたことも多かったのだが、そういった経験について「イギリス人から見てもそう見えている」ということが判ったのは、ちょっとした驚きだった。もっとも、個人的には(国旗を掲揚するかどうかで裁判沙汰になるような日本と比較して)あのアメリカ人の盲目的な愛国心はうらやましいと思う。

  • 『「ニッポン社会」入門』を書いたイギリス人ジャーナリストが、今度はニューヨークに住んで感じた諸々を述べる本。

    前作は日本について書いていたので、「なるほどそんな見かたがあるのか」と納得してみたり、はたまた「確かにそこは日本の悪いところだ」と恥じてみたり、色々と身近な部分で楽しめることが多かった。
    一方、今回はイギリス人の描くアメリカ(またはニューヨーク)ということで、読者である私は完全な第三者なので、気楽に、というか、突き放して、というか、とにかく軽く読んだ。

    とはいえ今回も「へぇ」と思う部分もあれば「そうだよねぇ」という部分もあり。
    特に「そうそう!」と思ったのは、アメリカ人(もしくはシリコンバレー帰りの日本人など、妙に思考がアメリカナイズされた人たち)がやたらとネットワーキングと歯にこだわるところ。ジョイス氏同様、私もどうもあのネットワーキング(人脈とはまた違ってコネに近い。自分に有利な人とだけ繋がっていようとしているような印象を受ける)という考え方は好きになれない。

  • ニューヨーカーたちは思いのほか丁寧で愛想もいい。でも、心しなくては。その親切な仮面の下では、何か巧妙な悪だくみが進行しているかもしれないから。「ニッポン社会」への入門を無事果たした英国人ジャーナリストの次なるターゲットはアメリカだった。スポーツ、ユーモア、社交、格差、幸福感...。母国イギリスとのさまざまな比較から見えてきた「アメリカ社会」の意外な素顔とは。

  • 前著「ニッポン社会入門」の続編。
    「ニッポン社会」について学んだイギリス人の著者が、次に移り住んだアメリカ社会に関するレポートです。日本人の目で見ると、アメリカ人やイギリス人は同じ考えを持つ人の集まりに見えるけれど、イギリス人の目にはアメリカ社会は奇異に映るらしい。各章とも最初はアメリカ人のおかしなところをいろいろ指摘するが、最後は良いところもしっかりとフォローして、悪口の後味の悪さを残さないように工夫している。言いっぱなしにしない気配りは、さすがイギリス人。同じ島国の日本人と共通する感覚の持ち主のようです。
    しかし、アメリカの悪口を日本人向けの新書に書くイギリス人という構図は、ナンだか変な感じもします。

  • 「ニッポン社会」入門の続編。こういうお国柄をまとめた本にハマってる。

    アメリカ結構いい国じゃん。キリスト教色が濃すぎるのと、絶対に謝らないことを除いては。

  • アメリカ人と英国人ってこんなに違うんだあ・・・と面白く読みました。
    LOTRの撮影時に思いを馳せてみたり(笑)

  • 日本編が面白かったので
    こちらも今読んでいます。

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著者プロフィール

1970年イギリス生まれ。オックスフォード大学のセント・アンズ・カレッジで古代・近代史を専攻。卒業後は神戸で日本語を学び、イギリスの新聞の東京特派員を務めた。著書に『「ニッポン社会」入門』、『新「ニッポン社会」入門』、『驚きの英国史』、『マインド・ザ・ギャップ! 日本とイギリスの<すきま>』などがある。

「2018年 『なぜオックスフォードが世界一の大学なのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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