8050問題の深層: 「限界家族」をどう救うか (NHK出版新書 596)

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  • NHK出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140885963

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  • 地域包括支援センター 80(親)の支援はできても、50(子)は支援の範囲でない

    従来のひきこもり支援や自立相談支援窓口は39歳までなど年齢制限あり

    2015 生活困窮者自立支援法

    ーーーー
    ひきこもり地域支援センター 都道府県と政令都市
     一般的には精神保健福祉センター(こころの健康相談)に併設
     自立相談支援窓口(市役所)
     民間NPO 居場所づくり、家庭訪問

    段階的な支援の仕組み
     家族支援、個人支援、居場所型支援、就労支援

    地域若者サポートステーション 2017年度からひきこもり状態のひとは支援から除外された

  • 80代の親が50代の引きこもりの子どもの面倒を見ざるを得ない。

  • ●引きこもり、40まででも63%、40以上なら4分の3が男性。
    ●就労前と就労後の2パターン
    ●自分の死後の子供の生活を考える親。親が子供にできる事は、もはや資産残すことしかないような心境になってしまう。
    ●日本はいちど社会から離脱した人を支える仕組みが乏しい。子供と高齢者の合間にいる「壮年期」の社会的支援が不十分であり、その人たちを支えるのは家族だけだ。

  • 奥が深い問題。解決策が難しい。

  • 1990年代(平成2~11)バブルが崩壊、就職難と非正規雇用化。ひきこもり、ニート、フリーター。パラサイトシングル、7040世帯、8050世帯。ひきこもりに絡む犯罪。「ひきこもり」とは、社会に参加せず家庭を中心に生活してる状態。「自立」とは、他者に依存しながら過度の問題に陥らずにやりくりしていくこと。親子共倒れを防ぎ、「ひきこもり」から「自立」に移行するにはどうしたらいいのか。高齢者の相談センターの8割が「無職の子ども」対応だそうです。

  • 良書。
    もし子供が引きこもりになったら、自治体、医者等に相談することだ。家族だけの問題にしない。
    子供への言動は気を付ける。不用意に自分の考えを押し付けない。
    にしても、いつの時代も社会は問題だらけだ。

  • 東2法経図・6F開架:367.7A/Ka94h//K

  • 図書館2020.2.2  期限2/16 読了2/13 返却2/14

  • 自分は福祉のセーフティーネット(精神医療)に引っ掛かったが、何も知らなければどうなっていただろうか?
    8050問題は対岸の火事ではない。
    この国が抱える新しい社会問題であろう。

  • NHK出版という事は放送されたのだろうか?
    と思って「8050問題 NHK」でググると色々出てくる。

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著者プロフィール

1940年大阪市生まれ。京都大学文学部卒業、京都大学大学院文学研究科博士課程中退。大阪大学大学院文学研究科教授、名古屋外国語大学教授、京都産業大学教授、佛教大学教授などを経て、現在、大阪大学名誉教授。著書に『工業化の歴史的前提』(岩波書店)、『洒落者たちのイギリス史』(平凡社)、『民衆の大英帝国』(岩波書店)、『砂糖の世界史』(岩波書店)、『世界の歴史25 アジアと欧米世界』(共著、中央公論新社)、『イギリス近代史講義』(講談社)、訳書にウォーラーステイン著『史的システムとしての資本主義』(岩波書店)、コリー著『イギリス国民の誕生』(監訳、名古屋大学出版会)、イングリッシュ/ケニー著『経済衰退の歴史学』(ミネルヴァ書房)、ポメランツ著『大分岐』(監訳、名古屋大学出版会)他多数。

「2013年 『近代世界システムIV』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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