8050問題の深層: 「限界家族」をどう救うか (NHK出版新書 596)
- NHK出版 (2019年8月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140885963
感想・レビュー・書評
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地域包括支援センター 80(親)の支援はできても、50(子)は支援の範囲でない
従来のひきこもり支援や自立相談支援窓口は39歳までなど年齢制限あり
2015 生活困窮者自立支援法
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ひきこもり地域支援センター 都道府県と政令都市
一般的には精神保健福祉センター(こころの健康相談)に併設
自立相談支援窓口(市役所)
民間NPO 居場所づくり、家庭訪問
段階的な支援の仕組み
家族支援、個人支援、居場所型支援、就労支援
地域若者サポートステーション 2017年度からひきこもり状態のひとは支援から除外された詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
●引きこもり、40まででも63%、40以上なら4分の3が男性。
●就労前と就労後の2パターン
●自分の死後の子供の生活を考える親。親が子供にできる事は、もはや資産残すことしかないような心境になってしまう。
●日本はいちど社会から離脱した人を支える仕組みが乏しい。子供と高齢者の合間にいる「壮年期」の社会的支援が不十分であり、その人たちを支えるのは家族だけだ。
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奥が深い問題。解決策が難しい。
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1990年代(平成2~11)バブルが崩壊、就職難と非正規雇用化。ひきこもり、ニート、フリーター。パラサイトシングル、7040世帯、8050世帯。ひきこもりに絡む犯罪。「ひきこもり」とは、社会に参加せず家庭を中心に生活してる状態。「自立」とは、他者に依存しながら過度の問題に陥らずにやりくりしていくこと。親子共倒れを防ぎ、「ひきこもり」から「自立」に移行するにはどうしたらいいのか。高齢者の相談センターの8割が「無職の子ども」対応だそうです。
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良書。
もし子供が引きこもりになったら、自治体、医者等に相談することだ。家族だけの問題にしない。
子供への言動は気を付ける。不用意に自分の考えを押し付けない。
にしても、いつの時代も社会は問題だらけだ。 -
東2法経図・6F開架:367.7A/Ka94h//K
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図書館2020.2.2 期限2/16 読了2/13 返却2/14
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自分は福祉のセーフティーネット(精神医療)に引っ掛かったが、何も知らなければどうなっていただろうか?
8050問題は対岸の火事ではない。
この国が抱える新しい社会問題であろう。 -
NHK出版という事は放送されたのだろうか?
と思って「8050問題 NHK」でググると色々出てくる。