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- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150105587
感想・レビュー・書評
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ベイリ&ダニールシリーズの第二作目。
前作は人口過密な地球が舞台だったが、
今回はその反対の惑星ソラリアが舞台。人間1人に対して平均1万台のロボットという環境でおこった殺人事件に取り組む二人(いや、1人と1台というべきか?)のやりとりと、極端に人と会うことを避けるソラリア人の生活習慣の描写が面白い。
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はだかの太陽
アイザック・アシモフ
ロボット好きには是非オススメしたい -
鋼鉄都市の続編。
ダニールと友情まで芽生えるくらいに成長した(?)ベイリが前編での成果を見込まれて今度は広大な惑星・ソラリアで起きた殺人事件の操作を依頼されます。
が、あまりの人口密度の低さに人と人が接触することはなく他人との交流は全てモニター越しという生涯をドームという超人口過密地帯で生きてきたベイリにとっては異常としか言えない世界で起きた異常事態に、四苦八苦しながら犯人探しをするベイリと前作に増して保護者度がグレートアップしたダニール。
その星の奇妙な社会と共にもうひとつの問題は広大で遮るものがない惑星の地表に対する恐怖感。
(感覚的には都会人がいきなり素っ裸で夜のサバンナに放り出されるようなもんですか)
あまりにも劇的なトリックではなく、淡々とした殺人事件だったからこそ事件解決に至るまでの足跡をじっくりと楽しめました。