- Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150105778
感想・レビュー・書評
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地球が放射能まみれになったいきさつは「ロボットと帝国」に詳しいが、ここではその地球人がなぜどのように忌み嫌われているか、ソラリア人の深層心理を描写することで詳述されている。完璧にいい人に見えその通りに振る舞っていても、心の奥底に染みついている意識。
マインドタッチを初めて使いこなそうとする人間の内面的状況や苦悩が「見たんかーい」ってぐらいにリアル。
第二ファウンデーション人の始まりがここにあった。シナプシファイヤー。六十の掟。 -
アシモフの老人冒険譚
表紙 6点若菜 等
展開 6点1950年著作
文章 7点
内容 610点
合計 629点 -
内容知らずに読んで、
次に読んだのはインフェルノだった -
現代の御隠居が偶然にもタイムスリップしてしまい何万年も未来に行ってしまう話。
おもしろかったので一気に読んでしまった。 -
物語の半分までは何がなにやらよくわからない状態。様々な出来事が一見なんの関わりもなく羅列されていくように感じて読者はおいてけぼりになった気分になるかもしれない。通常の物語にある序盤の登場人物の説明と舞台背景が延々と続くような印象をうけた。「起承転結」で言えば、「起」がずーっと続いている感じ。
だが半分を過ぎると今まで部品にしか見えなかった出来事が繋がってきて多少は面白くなると思う。アシモフのロボット物が好きな自分にとっては少々拍子抜けだったが。 -
はたまた時間跳躍もの。
..と呼んでいいものか。
確かに、最初にいきなり普通の男が、何十万年もの未来の地球へと飛ばされるところから話は始まるが、過去から来たという利点は特に無いまま、話は終わる。
未来の世界では、地球人とその他の星に住む大勢の人がおり、その中でも資源に乏しく、放射能が蔓延する地球は、最も忌み嫌われていた。地球人は、他の星すべてを相手取り、負けるはずの無い戦争を企てる。それを阻止しようとする人たちの話。
最初から入り込まされ、章ごとに視点となる人が入れ替わり、それぞれの視点が面白い。最後は一緒くたになるけど。
脳を進化させるシナプスファイヤーと呼ばれる手術を受け、ESPを手に入れた男の活躍も、楽しめる。SF冒険劇とでもいうのかな?