- Amazon.co.jp ・本 (473ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150115173
感想・レビュー・書評
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昭和版を40年ぶりに再読しました.
旧版の表紙はすごい.
カラー口絵と挿絵がレトロ感を盛り上げる.
貴種流離譚+宇宙船
こう書くとスターウォーズと共通している
ただ宇宙船のメカニックな説明はそんなに面白いわけでもない一方,船内でも地球編でも社会の仕組み,ルールに抵抗したり利用したりすることで物語が進む.
ちょっと理屈っぽい会話がハインライン独特.
ハインラインのジュブナイル面白い.詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ハインラインのジュヴナイル、読みやすいけど読みごたえあって一気に読めた。
ところで、どうしてソービーは自分は自由商人の生まれだと思い至ったのでしょうか。
ジュヴナイルもの、もっと色々読んでみたいと思います。 -
ハインラインは夏への扉を読んだ後、何作か読んでみたのですが何だかキワドイお話が多く、読み終えられなくてそのままになっておりました。この頃ハインラインの本が何冊か出ていたので何作か作品を読んでみよう、と図書館で借りてみました。これは面白かったです。
イヤな言い方をすると今時の作家さんならこの作品で1シリーズ(全10巻ぐらいで)書いちゃうんじゃないか?って程色々なことが詰まっております。その割に書き込みすぎとも思わないし、物足りなくも思わない。いやはや、面白かったです!
そうか、こういう作品があって、今の宇宙SFモノは発展していったんだなあと素直に納得しましたよ。
でも一つ不満を言うとすればバスリムの英雄譚の顛末がもう少しきちんとした形で語られて欲しかったかな~と思いました。
奴隷制・戦争。いまだに解決しない問題ですものね。
でも確かにこの表紙は無いよな。(笑)←他の方のレビューを読んでつけたし。これだと途中の例のあの子が望みウスってのがバレバレにばれちゃうもんなあ…。 -
読みやすくて一気に読んだ。惑星サーゴンで競売にかけられた少年ソービーの成長譚。
少年らしい反発と、素直さと順応性。ソービーを助け、ささえる大人が次々と現れるのが良い。多くの人から生きるための知恵を学び、技術や立ち回りを身につけて、立派な「銀河市民」になるお話。
いかにもアメリカ人が書きそうだなーという部分もあった。前半の展開に比べ、クライマックスは地味め。でも読後感は良好。 -
はるか未来の宇宙にも奴隷がいて貧富の差があり社会の矛盾が解決されていない、そんな世界
奴隷少年の成長を通してハインラインはいつの時代にも通じるメッセージを与えてくれます
「正義とは相手を正当にあつかうこと」
「物事の正邪というものはその社会の文化に左右される」
広く読み継がれるべき一冊です
僕が10代の最後に読んだ、初めてのSF作品ですが、気がつけばジュブナイルというよりラノベ風表紙絵になっていて驚きました -
奴隷として競りにかけられた少年。彼を買い取ったのはみすぼらしい乞食の老人だった。老人は少年に名を与え、そして乞食とは思えぬ高度の教育を少年に施した・・・。 ハインラインの作品は安心して読める。ただ、途中の冒険譚が華々しかったこともあり、終盤はやや助長にさえ感じた。よほど経済学を書いていてつまらなかったんだろうか、筆者は。
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古さを感じさせない。2007/05/04
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以前2回ほどチャレンジして、いずれも途中で投げてしまったが、今回はスラスラ読めた。斉藤和明の呪いかもしれない。<br>
権利を主張するなら義務や責任を果たせ!といういつものハインライン節。<br>
今の日本もそうだけど、この頃のアメリカもダメだったんだね。今の日本よりはマシだと思うけど。<br>
先に読んだ「老人と宇宙」は、「宇宙の戦士」よりこちらの方が似ていると思ったよ。主人公のラッキーボーイぶりとか前向きさ、地球人の平和ボケぶりとかね。<br>
今、従軍慰安婦問題でアメリカは大変で、”性奴隷”とか翻訳されているけど、この呼称はアメリカでは、なかなかインパクトがあると思ったよ。<br>制度としての奴隷制を知り、教科書で習うであろうアメリカ人と、そんな制度ははるか昔の先史時代にあったかも知れない、ぐらいの日本人では、受取りかたも違うわな。<br>
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それより、乞食だの”いざり”だの出てきて良かったんだが、旧版には、片輪とか、びっことか無かったんだろうか?うー、調べたいが、本を探すのが面倒。 -
初めて本格SFに触れる。
三大巨匠の一人。ひさしぶりに興奮した。大人でも十分楽しめる一冊。