ジョナサンと宇宙クジラ (ハヤカワ文庫 SF ヤ 1-2)

制作 : 伊藤 典夫 
  • 早川書房
3.87
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本棚登録 : 566
感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150115845

作品紹介・あらすじ

さわやかな9月の風のなかを空飛ぶフライパンに乗って、宇宙クジラが棲む遙かな銀河へ、巨人族が暮らす深い海の洞へと、冒険の旅に出かけてみませんか?それとも、辺境惑星一帯を爆笑の渦に巻きこんだ「愛しのメアリ・ルー」を上演中の宇宙船劇場のほうがよいですか?アメリカSF界でブラッドベリ、スタージョンと並び称される詩人ロバート・F・ヤングが、愛に渇き、倦怠に沈むあなたに贈る、心温まる珠玉の名品集。

感想・レビュー・書評

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  • ヤングのSFの名作短編集。1960年代~70年代頃の作品(多分)。

    「九月は三十日あった」(今は廃れた学校教師アンドロイドへの執着)、「魔法の窓」(その少女が描いた絵は特別な人にしか見えない)、「ジョナサンと宇宙クジラ」(移民宇宙船を呑み込んだ宇宙クジラは、腹内宇宙で暮らす人々の営みにより体が徐々に蝕まれていく)、「サンタ条項」(悪魔と取引してサンタを実在させた男の悲劇)、「ピネロピへの贈りもの」(貧しい老女と猫を救った銀河コンテスト参加少年)、「雪つぶて」(エイリアンとのファーストコンタクトの悲劇)、「リトル・ドッグ・ゴーン」(落ちぶれた舞台俳優と場末のウエイトレス、テレポーテーション能力を持つ犬型生物のトリオの辺境惑星旅回り公演)、「空飛ぶフライパン」(フライパン型UFOは恋のキューピット)、「ジャングル・ドクター」(原始惑星に迷い込み、心を病んだ呑んだくれ男に救われた超心理科臨床医の取った行動)、「いかなる海の洞に」(妻が成長し続けて巨人に。何とか一目を忍んで暮らそうと苦心する夫と姉。妻の正体は…)の10篇収録。

    どれも味がある作品ばかり。「ジョナサンと宇宙クジラ」のジョナサンとアンドロメダ(若き宇宙クジラ)の心のふれあいも素敵だったし、「リトル・ドッグ・ゴーン」の宇宙規模のどさ回りが醸し出す雰囲気もいい。「いかなる海の洞に」は「社会とはそれが恐れている巨人以上に、血に飢えた、恐るべき巨人なのである」なんて書かれていたりしてなかなか奥深かった。たかだか7頁の「雪つぶて」も良かったな!

  • 少しピリカラだけど素敵なファンタジー。読んでいてすごく懐かしい気がしました。この季節にうってつけな短編集です。
    12月12日追記
    最近の中でベスト。
    「ジョナサンと宇宙クジラ」・・・ジブリあたりが映画化しないかな。

  • 「たんぽぽ娘」の著者の短編集です。SFとしては複雑な理論はなく、かといってその要素がなければ甘ったるい理想だといわれそうなストーリーたち。その意味では絶妙の位置にいるように思えますが、絶賛するには勇気が要ります。自分の中にあるけれど表にだすのは気恥ずかしいノスタルジーやセンチメンタリズム。その辺を刺激されるのです。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「その辺を刺激されるのです。」
      その気持ち、と~ってもよく判ります!
      ところで、もう奇想コレクション「たんぽぽ娘」は読まれましたか?
      「その辺を刺激されるのです。」
      その気持ち、と~ってもよく判ります!
      ところで、もう奇想コレクション「たんぽぽ娘」は読まれましたか?
      2013/06/10
    • courbetさん
      「たんぽぽ娘」、発売日に書店を回り4軒めで入手しました!
      ヤングの作品は読める機会が少ないので、今のところ積ん読コーナーで大事に熟成させてお...
      「たんぽぽ娘」、発売日に書店を回り4軒めで入手しました!
      ヤングの作品は読める機会が少ないので、今のところ積ん読コーナーで大事に熟成させております。

      学生の頃サンリオ文庫の「たんぽぽ娘」を読んでSFの面白さを知りました。
      あのアンソロジーの形で再版してほしいんですが…難しいですかねー。
      2013/06/12
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「あのアンソロジーの形で再版してほしいんですが」
      復刊ドットコムで調べてみると「海外ロマンチックSF傑作選」として3冊出ていたようですが、「...
      「あのアンソロジーの形で再版してほしいんですが」
      復刊ドットコムで調べてみると「海外ロマンチックSF傑作選」として3冊出ていたようですが、「たんぽぽ娘」が収録されている2巻は得票数522。1・3巻は26票でした。
      http://www.fukkan.com/list/rsearch?search[name]=海外ロマンチックSF傑作選&x=32&y=9
      500票越えても、復刊の話が無いのは、版権とかの関係で難しいのかも知れませんね。。。
      2013/07/06
  • 『ロマンティックSF』といえばこの人、ロバート・F・ヤングの短篇集。長らく品切れになっていたようで、解説によるとAmazonの古書価格で6000円の値段がついていたこともあったとか。
    『たんぽぽ娘』にも通じるロマンス傾向はこの短篇集でもかなり強く出ているように思える。特に表題作でそれを感じた。
    冒頭の『九月は三十日あった』、コミカルでテンポが良い『サンタ条項』『空飛ぶフライパン』が面白かった。

  • ファンタスティック!な短編集

     オープニングの「九月は三十日あった」でかなりのめりこんだ感じ。古びた時代遅れのアンドロイド家庭教師。時代にそぐわないそのマシンを家庭に持ち込んだパパの最終決断は? いやぁ、すばらしいなぁ。マシンへの愛着、古きよき時代の愛着など、さまざまな要素がミックスされている。昭和の旧車を手間隙かけて乗りこなす感じといえば荒っぽすぎるかな。いい作品だ。

     「魔法の窓」はフワフワ間が先行する物語。イマイチといってもいいだろう。

     しかし、宇宙生物の中に取り込まれた人類という壮大な舞台設定で繰り広げられる「ジョナサンと宇宙クジラ」のストーリーは圧巻。聖書に託す未来技術など、とても愛あふれる作品だ。

     ユーモアたっぷりの「サンタ条項」は文句なしに面白い。文化が日本と異なるためか、わかりづらい部分もあるけれど、とにかく楽しいといえる。

     夢あふれる「ピネロピへの贈りもの」は前作と逆方向の少年少女もの。オチが読めてもあったまるストーリーは最高。

     問題は「雪つぶて」。非常に短い作品なんだが、意味がわからない。だれか解説してくれぇ。

     自分しか愛せない男がペット(?)を通じて愛に目覚める「リトル・ドッグ・ゴーン」もいい話だ。また、これまた文化の壁にあたるものの、サンタシリーズとして楽しい「空飛ぶフライパン」も捨てがたい。

     シュバイツァー博士をもじったのかな?「ジャングル・ドクター」はラスト1行が感動の物語だが、少し長いな。

     妻が巨人化する「いかなる海の洞に」は少し消化不良。ラストを飾るには少し残念かな。

     全体的に星4つは少し大盤振る舞いなんだが、表題作のすばらしさとサンタシリーズの暖かさ、そして冒頭の昭和物語が気に入ったのでこの評価とした。いいな、R.F.ヤング。

  •  SF・ファンタジーの短編を10篇収録した短編集。

     表題作『ジョナサンと宇宙クジラ』は宇宙クジラの腹に飲み込まれてしまった青年が主人公の話。
     人類への風刺とも考えられる内容になっていますが、優しい宇宙クジラの存在、もの悲しくも後味の良い結末が希望に思われる短編です。しかしジョナサンのような救世主が現れない現実を人類が生きている以上、自分たち人間はこれ以上世界に負担をかけないようにしないといけない、とも思いました。

     『サンタ条項』は悪魔とサンタを現実世界に存在させるよう契約した男が主人公。
     その契約の思わぬ落とし穴に翻弄される男の姿にユーモアを感じつつも同情してしまいました。そしてシニカルな結末もいい感じです。

     『リトル・ドッグ・ゴーン』は落ちぶれた俳優が再起を図る話。
     作中に出てくるバーラグが微笑ましいんだよなあ。とても甘酸っぱい結末の作品であるもののそれがクサくなくてとても素敵な短編です。

     『いかなる海の祠に』は彼女が突然巨大化を始めた男が主人公。
     彼女をいかに生活させるか、という現実的な悩みから神秘的な結末までの雰囲気が良かったです。

     全短編各々設定やページ数は違えど共通した何かがあるように思います。それはロマンティックさであったり、どす黒い悪意のない世界観であったり、作者の優しい目線が感じられる文章であったり。

     SF・ファンタジーとしての設定を強く押し出すのではなく、そうしたロマンティックさを前面に押し出した作品たちは、ハードSFとは全く違う読み心地で、そういうジャンルが苦手な人にも広く受け入れられそうな印象を受けました。何よりそうしたロマンティックさが全くクサく感じられない短編ばかりなのは、とても貴重だと思います。作者が照れることなく、こう書けばいいんだろう、という驕りもなく、そうしたロマンティクさに真摯に向き合って書き上げた作品だからこそ、こうした素敵な短編が書き上げられたのではないか、と思いました。

     なんとなくですが、最近はストレートに書かれたロマンティックな雰囲気になっていく話って少ないように思うので(自分の読書傾向が偏っているだけのような気もしますが……)今回この本を読めてとても心穏やかな雰囲気に浸ることができました。裏表紙に『愛に渇き、倦怠に沈む全ての人々へ贈るロマンティックなSF作品集。』とあるのですが、まさにそのとおりな作品でした。また心が疲れた頃にこの中の短編をいくつか読み直してみたいと思います。

    • 沙都さん
      kwosaさん

      O・ヘンリってSF的ギミックがあるんですか、紹介された二作とも名作ですが、読んだことがなかったので知らなかったです。
      ...
      kwosaさん

      O・ヘンリってSF的ギミックがあるんですか、紹介された二作とも名作ですが、読んだことがなかったので知らなかったです。

      O・ヘンリの短編集、実は今、手元にあるのですが買ってから結構経ってるのに積読状態です……。でも今回コメントをいただいて、読みたい気持ちがムクムクと湧いてきたので、近いうちに読もうと思います。
      2014/02/20
    • kwosaさん
      とし長さん

      おそらくO・ヘンリ作品には、SF的ギミックはないと思います。
      ヤングの作品集は「O・ヘンリのようなストーリテリングで、か...
      とし長さん

      おそらくO・ヘンリ作品には、SF的ギミックはないと思います。
      ヤングの作品集は「O・ヘンリのようなストーリテリングで、かつSFである」というようなことを言いたかったのですが、文章がわかりにくくて申し訳ありません。

      でも、人間の心の機微に触れながらも、ちょっとした捻りやサプライズがあるところなどが、そう思わせるところがありました。

      ジャンルを問わず、こういう気の利いた短篇集っていいですよね。
      僕も積読がいくつかあるので、ひっぱりだして読んでみようと思います。
      2014/02/21
    • 沙都さん
      kwosaさん

      すみません、こちらの早とちりでしたね……。

      『最後の一葉』あらすじだけは知ってますが、おっしゃる通りあらすじから...
      kwosaさん

      すみません、こちらの早とちりでしたね……。

      『最後の一葉』あらすじだけは知ってますが、おっしゃる通りあらすじからしてヤングに共通するロマンティックさがあるように思います。

      『時が新しかったころ』の出版までにはなんとか読んでみようと思います。
      2014/02/22
  • ロバート・F・ヤングの小説で、現在簡単に手にできる和訳本。

    表題作『ジョナサンと宇宙クジラ』が良かった。
    大きな存在と小さな存在。
    悠久の時間と限りある時間。
    心が存在と時を超えていく物語。

    その他の短編は文化的・宗教的背景を理解をしていないからか、共感できるものが少なかった。

    ロバート・F・ヤングの『たんぽぽ娘』はいつ読めるのやら...

    • まろんさん
      おお!このお話、かなり若い頃に読みました!
      今はこんなに綺麗な表紙になってるんですね~。
      確か私も、表題作だけ特別に好きで、他の作品にあまり...
      おお!このお話、かなり若い頃に読みました!
      今はこんなに綺麗な表紙になってるんですね~。
      確か私も、表題作だけ特別に好きで、他の作品にあまり思い入れがなくて
      それで手放してしまったような気がするのですが
      年取ってから読むと、また違うかな?
      もう一度読んでみたくなってきました!
      2012/09/10
    • decoさん
      歳を重ねた後に再読するのも楽しみですよね!
      私もそんな本を本棚に残していっています(*☌ᴗ☌)。*゚
      歳を重ねた後に再読するのも楽しみですよね!
      私もそんな本を本棚に残していっています(*☌ᴗ☌)。*゚
      2012/09/10
  • 短編10作。
    センチメンタルでセンスに訴えかけてくる。
    たっぷり遊んだ夏の日の夕暮れのように、帰るのがちょっとさみしいけど、充実した一日に満足を覚えるような、そんな感じ。
    「ピネロピへの贈りもの」もいいけど「リトル・ドッグ・ゴーン」もいいけど、、、全部いいな。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「全部いいな。 」
      どれもウルウルしますね。。。
      私が特に好きなのは表題作「ジョナサンと宇宙クジラ」と「リトル・ドッグ・ゴーン」です。。。
      ...
      「全部いいな。 」
      どれもウルウルしますね。。。
      私が特に好きなのは表題作「ジョナサンと宇宙クジラ」と「リトル・ドッグ・ゴーン」です。。。
      因みに私が持っていた本の表紙は、暗黒の宇宙にクジラの尾びれが見えてるバージョンでした。
      2013/02/27
  • 久しぶりの小説

     知人に紹介されて読む



     知人曰く

    「あなたには甘すぎるかもしれないけど泣けるよ」


     そして、僕の読後の感想

    「甘くなんてないっすよ!最高っすよ!」


     いや確かに甘いことは甘いんだけど、甘ったるくなくて、御伽噺や神話を読んでいるかのような、一流店のお菓子を食べているかのような(僕は食べたことないですがw)、そんな気分にさせてくれる作品


     花粉症が本格化してきてだるくなってきた心に染み渡る名作だった


     短編集になっていて、中には皮肉が効いているものもあるけれど、全体的にほっこりした気分になる短編ばかりだった

     あえて比較するとしたらブラッドベリを皮肉が少なくてよりストレートにした感じ


     特に「九月は三十日あった」は、ブラッドベリの歌おう、感電するほどの喜びを! (ハヤカワ文庫NV)を思い出した

     「感電」の表題作の主人公を大人にしたら、みたいなお話

     あとがきを読めば分かるけど、イギリスの童謡から採ったお洒落だと思った



     好きだったのは

     表題作「ジョナサンと宇宙クジラ」
     「リトル・ドッゴーン」
     「いかなる海の洞に」



     順番に紹介すると


     「ジョナサンと宇宙クジラ」は

     人間が宇宙に普通に住んでいる時代に、小惑星を飲み込んだ謎の超巨大生物(「エースを狙え」の宇宙怪獣とは断じて違う!w)がいて、そいつを倒すために主人公が核爆弾を打ち込む任務に付くんだけど、失敗しちゃって、主人公は飲み込まれちゃう
     んで、飲み込まれた先には何故か現代の地球のような社会があって、「なんじゃこりゃー」って驚きを隠せない主人公
     主人公はどうなるのか?果たしてクジラの腹の外に出れるのか?

    というお話

     この話は主人公ジョナサンと宇宙クジラの対話、その中でもクライマックスの会話が最高
     特に、時間の対比のさせ方(人間と宇宙クジラでは時間間隔が違う)が素晴らしかった
     
     批判的な内容としては、人間社会の業とでもいうことが若干出てくるが、それはありがちな環境破壊もので、目を見張ることは何もない
     しかし、重要なことはそこではなく、話の持って生き方とクジラ(異生物)との交流や舞台設定そのものにあると思う
     



     「リトル・ドッゴーン」は

     これまた宇宙に人間が普通に住んでいる世界で、有名スターの主人公は酒癖の悪さで劇団を首になり、辺境の惑星で飲んだくれている
     そこで、一匹の瞬間移動できる犬(ドッゴーン)と地元の酒場で過去の栄光で稼いでいる場末のショーガールと出会い、体と心を癒す
     その内、ドッゴーンの能力を活かした演目を思いついた主人公は、ショーガールと2人と1匹で巡業の旅に出る
     しかし、その旅は、皆で成功するためではなくて、主人公には別のたくらみがあるのだった

     ってな内容


     これはドッゴーンの性質と主人公の心理描写が良かった!
     全編を通じていえることだけど、オチは読めるのになぜか感動してしまうんだよなあ



     最後に「いかなる海の洞に」

     多分、時代設定は近代~現代で、突然、叔父の遺産が転がり込んだお陰で、一生遊んで暮らせるようになってしまった主人公が、とある島で運命の人と出会い、二人はめでたく結ばれる
    しかし彼女の成長が止まらない(=大きくなり続ける)という問題が起きる
     主人公も始めは「その内、止まるさ」と高を括っていたが、一向に留まる気配のない彼女の成長に対策を考えざるを得なかった
     二人の運命や如何に?

     というお話

     
     これは、主人公の気持ちの揺れの描写がとにかく素晴らしかった
     最後の主人公の台詞

    「ヘレン(彼女の名前)はとうとう自由になったんだよ」

     社会における異端についても考えさせられる内容だった
     


     全体として、SF的題材を用いた御伽噺といった内容だと思う
     先述したように話の流れやオチに関しては特に驚かされたことは無い

     それでも、感動してしまう

     感動させられてしまう!

     SFのワンピースみたいな、と言ったら言い過ぎかなあ

     言いすぎだな

     号泣は、しなかったしな



     それにしても良かった

     表現方法や構成に工夫があるのだろう
     特にSFを読んでいていつも思うのが、見たことも無いようなものを説得力を持って描けるその表現力に感嘆させられる


    「力がある作家ってのはこういう人なのかもな」


    と素直に思った

  • ロマンチックが止まらない!

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