王狼たちの戦旗 1 (ハヤカワ文庫 SF マ 8-106 氷と炎の歌 2)
- 早川書房 (2007年3月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (383ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150116040
感想・レビュー・書評
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第一部の勢いで読み始めた第二部だったけれど、さすが長編。
玉座争奪戦は始まるか始まらないかくらいで、
一向に救われる気配がない。
スターク家の子供たちの身を案じてハラハラし続けるのは、正直しんどくなってきた。
ゴールが見えないというのは、長続きさせるモチベーションを著しく下げるもので。
このシリーズ、完結して(もしくは、最終巻が翻訳されて)から続きは読むことにしようと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
改訂新板に始まり、今年はついに第4部まで文庫化される
「氷と炎の歌シリーズ」の第2部。
待ちきれずに読み始めてしまった。
前王の死が引き金となり、王位をめぐる戦火は広がる。
章ごとに視点が変わり、各主要人物が描かれていて、
それぞれに引きこまれてしまう。やっぱり面白い。
スターク家の子ども達の運命はいかに。頼むから全員生き残ってくれ!!
第1部を超え、さらなる混乱と波乱の気配を感じた巻だった。 -
ずいぶん前に借りた一作目のシリーズ二作目。面白いんだけど章ごとに視点がコロコロ変わるので読みにくい。ええと、この人はどこの誰で今どこにいて誰と敵対してるんだっけ、というのを思い出すのが結構大変。なので短編を読むように時間がかかりました。
冬が来るっていうのにこの人たち大丈夫ですかね?人間界の王座よりも一致団結して冬と壁の外の脅威に立ち向かわなくて大丈夫なの?と他人事ですが心配してしまいます。戦争で疲弊して食べ物なくて死ぬんだろうなあって展開がなんかさみしいですよねえ… 果たしてどうなることやら。 -
1部後半からスタートした、戦争が、世界中に広がっていく感じの第2部です。
各家同士の対立が今回メインになるようですが、もうすぐ冬がやって来て、壁の向こう側では、不気味な影が動き始めている。
テレビドラマ版を見てて、アリアって、安達 祐実だわとか思って読んでます。
ティリオンが、過労で倒れるんじゃないかと心配です。 -
「氷と炎の歌」の第二部です。
これも文庫版全5冊ですが、いよいよ王位争奪戦が本格化し、ファンタジー色が濃くなってきます。
とはいえ陰謀渦巻く混沌の世界は健在で、それがいっそうの魅力となるのです。
ページを繰る手が止められません。
これほど硬派なファンタジーに出会えたことが嬉しくてたまりません。
…なのに第三部以降の文庫化がまだ未定とは…
我慢も限界。単行本に移行するしかないみたい。 -
のっけから全然知らない登場人物が現れてややとまどったものの、気がつけばまた七王国の世界にどっぷり浸かっていた。作者がどれだけ緻密にこの世界を作り上げてきたか、付録を見るとよくわかる。
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氷と炎の歌シリーズⅡ。登場人物多い上に愛称やら通称やら官位やら○○家の息子やらもう一人の呼び方に何通りもあったりと…集中して読まないと「え? 誰?」状態。
でもここまでくると、「こいつが誰かは分からなくてもさほど重要じゃない」かどうかが分かりだした(たぶん)ので読むペースは早くなったかな~。何かいろいろ伏線とか見落としてそうだけど。
それにしてもスターク家の兄弟達が顔を付き合わすことができるのはいつになるのでしょうか…
さてさて王が3人も乱立することになり戦況は今だ納まらず…。
反逆の罪で父親を目の前で殺されたアリアは追っ手の逃れて黒衣のヨーレンの一行と共に北へ。ティリオンが以降活躍しそう。
まだまだプロローグという感じでしょうか -
氷と炎の歌シリーズ第2部、「王狼たちの戦旗」の文庫本です。第1部の終盤で玉座を巡る争いが一気にヒートアップしましたが、「王狼たちの戦旗」ではさらなる急展開が待ってます。まさかあの人が!という事件の多発に、心臓がドギマギすること間違いなし!
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「王狼たちの戦旗?」ジョージ・R・R・マーティン、岡部宏之訳:ハヤカワ文庫
『七王国の玉座』に続く『氷と炎の歌2』の第一巻。
ロブ・スタークが【北の王】を宣するところで終わった前作。
その後の戦乱を描くシリーズが毎月全五巻で刊行が始まりました。
毎章それぞれの登場人物の視点から語られ物語は進行。
どんどん増えてきた人物にちょっと整理が追いつかなくなってきたような…
最期に残る“王”は誰なのか?
冬を前に“壁”を襲う異変の真実は?
“龍”の母の期間はいつ?
その壮大な世界観と冷徹な視点、さらなる波乱を予感させる伏線に続巻が楽しみになります。