- Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150116897
感想・レビュー・書評
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スローターハウス5が1969年だから、それから5年後に出された本書は、もっとも初期のころのエッセイを集めたことになる。
ヴォネガットは小説は面白いけれども、エッセイ集は面白くなかった。
真面目さが前面に出過ぎているからだろうか。 -
訳がヴォネガットらしくない
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2017/11/05 初観測
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読み始めて気付いたのだけど、そういやぼくはヴォネガットの小説って読んだこと無かった。
強く心に残ったのは、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%A9%E6%88%A6%E4%BA%89" target="_blank">ビアフラの話</a>でした。
なんていうか「人は過去から学ぶ」という認識は、単なる幻想に過ぎないのかな、と溜息をつきたくなりました。
あと、<blockquote>もしわたしが他の惑星からの訪問者ならば、無電で自分の星に地球のことを報告するときに、アメリカ人をアメリカ人とは呼ばす、彼らの実態の大部分がすぐにわかるような名前で呼ぶだろう。その名前は、不動産業者だ。</blockquote>という言葉には、思わずハッとさせられました。
これは非常に的を射ている表現だなあ、と。
他にも、いろいろと示唆に満ちた言葉がたくさん詰まっていました。
いわゆる「小綺麗な」歴史からでは見えてこない、いろいろな歴史を見せてもらいました。 -
ヴォネガットは実に数少ない、信頼できる作家の一人といえる。
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有名なアメリカ物理学会での講演(1969)における「坑内カナリア芸術論」の話がお気に入り。
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初期~中期ヴォネガットのエッセイ集。ヒントがいっぱい。読み返したし。
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2011/2/9購入
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まだ20代だった頃、ヴォネガットに出会い、同じ時代に生まれ、彼の新作をリアルタイムで読めることがとても嬉しかった。でも、もう彼はいない…