2010年宇宙の旅〔新版〕 (ハヤカワ文庫 SF) (文庫) (ハヤカワ文庫 SF ク 1-49)
- 早川書房 (2009年11月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150117337
感想・レビュー・書評
-
「2001年宇宙の旅」といえば、スタンリー・キューブリックの映画で有名ですが、その原作者(というか小説版)がビッグ3、アーサー・C・クラークであることは、たぶん知ってる人は知っている。本書は、映画版「2001年宇宙の旅」を下地にした続編です。なぜ映画版と記載したかというと、原作と映画版では舞台が違うんですね。原作は目的地が土星であるのに対して、映画版は木星。ということで、本書では木星を舞台に話が展開していくことになります。
素晴らしい作品の続編、かつ、特にその続編が当初計画されていなかった場合においては、どうしても続編自体が蛇足と思われたり、一作目と比較されて下にみられる印象があります。ところがどっこい、本書は一作目をうまいこと補完しつつ、この宇宙に対して新たな示唆を与える内容で、とても興奮に満ちた作品でした。序盤〜中盤は、ただ物語が進捗していく感じですが、終盤に繰り広げられるスペクタルは想像力を刺激されます。
しかし、なんか人間に対してすごいドライな印象を受ける結末でしたね。その辺は続編以降で明らかになるのかな?ただ、続編以降の評価がよろしくなく、なんとなく先に言及した蛇足感のある内容でないことを祈るばかり。。。笑詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2001年の続編だけどこっちの方が好き。
凄すぎて言葉にできない。 -
友人から「蛇足」と聞いていたが
後日談?くらいにのんびりと読めば良いと思う。
取り敢えず彼と和解出来たのは本当に良かったと思う。
良かった、本当に良かった。 -
2001年より面白かった.
ちょうど「幼年期の終わり」をもっと洗練させた感じの内容.
途中のHALとのからみもどうなるのか気になって一気に読んでしまった.