革命の倫敦(ロンドン) (ブックマン秘史1)

著者 : ラヴィ・ティドハー 小川隆

• 早川書房 (2013年8月23日発売)

作品紹介・あらすじ

人ならざる者が統べる異形のヴィクトリア朝に謎のテロリスト・ブックマンが帰還した！　第2巻：『影のミレディ』（13年12月刊）第3巻：『終末のグレイト・ゲーム』（14年4月刊）

感想・レビュー・書評

[bookmania1105さんの感想 · 2021年5月8日]

オールキャストに奇抜な設定。
舞台装置は、これでもかと豪華だが、ストーリーは平凡。
ページを捲る手は進まない（笑）
３部作の１作目だが、取り敢えず2作目を読み始める。

[paraparayomuさんの感想 · 2021年4月7日]

　三部作の１であるが、次作を読んでもいいかなというレベル　カバーイラストがそれなりに雰囲気を出している

[toppillyさんの感想 · 2014年7月8日]

とりあえず読み終えた。訳のせいなのか、読みづらかった。

[わさビさんの感想 · 2014年5月22日]

フィクション、ノンフィクションを問わず、その時代を代表する人物が次々と登場しては物語を展開し、楽しませてくれる小説があったなら迷わず読むだろう。

この小説はまさにそういう存在で、バイロン卿をはじめとして、マイクロフト・ホームズ、ジュール・ヴェルヌ、ネモ船長、リヴィングストン卿、アラミス、カール・マルクス、アイリーン・アドラーなど、出るわ出るわの大騒ぎ。

日本には伝奇小説があり、偉大なる山田風太郎が博物的な見地も含めて史実とフィクションの融合を図っていたが、SFで、しかもスチームパンクでこんなチャレンジをしたのは珍しいのではないだろうか。
ファンタジーでは、キム・ニューマンの「ドラキュラ紀元」シリーズが思い当たるが、同ジャンルではギブスン&スターリング「ディファレンス・エンジン」と伊藤計劃・円城塔「屍者の帝国」くらいしか頭に浮かばない。それにしたって、ここまで露骨に人物描写を拝借したりしないだろう。

とはいえ、こういう作品だと次は誰が出てくるんだろうとページをめくるたびにドキドキさせてくれる。
単純すぎるかもしれないが、オールスターキャストって憧れてしまうから、そんなものかもしれない。

[tocaさんの感想 · 2014年5月16日]

イスラエルの作家によるスチームパンク冒険SF。
とはいえ、所謂『スチームパンク的なガジェット』の存在感は希薄で、古今東西の古典の登場人物や、実在の人物が次々と作中に現れるインパクトの方が大きい。
ストーリー的には王道の冒険小説。
但し、帯の惹句にはやや疑問符がつく。確かAmazonレビューで見かけたのだったか、スチームパンクを『雰囲気のジャンル』と表現した向きがあったが、そういう意味でもこれはスチームパンクとはちょっと違うんじゃない？　という気もするなぁ……。

[gunmaxさんの感想 · 2013年12月11日]

マイクロフト、アドラー、モーリアティ！バイロン… 名前を聞けば思い浮かぶ彼らが脇を固めてて、ある意味狡いw

ストーリー展開は二転三転するせいか、主人公に感情移入出来なかったなー…

[ミィさんの感想 · 2013年10月15日]

2013年10月15日読了。

[藤矢世知さんの感想 · 2013年10月9日]

人ならざるものー蜥蜴族ーの女王陛下が統べる異形のヴィクトリア朝英国。
首相・モリアティ教授の政権へのレジスタンス運動が激化する時代ー
詩人の青年オーファン（みなしご）は、古書店に勤めながら世に出るチャンスを待っていた。
そんな中、本に仕込んだ爆弾を用いる〈ブックマン〉によるテロが続発。
恋人のルーシーをテロで喪ったオーファンは、ルーシーを取り戻す為にブックマンと取引をすることにー
ヴィクトリア朝オールスターキャストで贈る冒険SF三部作の開幕!!

私が粗筋から予想していたのとは大分離れた物語でした。
主人公オーファンの愛のための大冒険、と読めました-
チェスのシーンが妙に印象深くて好きです。
あと海賊やってた辺り。

主人公の出自は違ってた方が予想外でインパクトあった気がするけど…これから深く関わってくるのかな-
三部作全部刊行されて読んだなら、もっと解るのでしょうか…？

[李宙耶さんの感想 · 2013年10月1日]

女性のために頑張るぞ、それだけですか？