影のミレディ (ブックマン秘史2)

  • 早川書房
3.17
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本棚登録 : 30
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (541ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150119324

作品紹介・あらすじ

異形の19世紀末パリ、女敏腕エージェント、ミレディが怪事件を追う! 冒険SF第二弾

感想・レビュー・書評

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  • 前作の世界観を踏襲しつつ舞台をイギリスからフランスへ
    物語は前作よりも面白くなってはいるが、スピード感が無く、色々なエピソードが有り過ぎで読んでいても集中できない。
    結局、あの感染して行く病気は何だったのか?
    事象の説明が抽象的過ぎて僕には理解出来ない部分も多かった。
    何よりも、ブックマン秘史としたシリーズなのに、今作には殆どブックマンが出て来ない。全体の内、ほんの数行出てくるだけで、ブックマンは全然関係ないようにも思えたのだが、僕の理解不足だろうか?
    このような感じだと3作目は、あまり期待出来ないな~。

  • 前作で舞台説明を終えてようやく世界が動き出したような印象の第2巻。虚実入り乱れた人物たちが登場し、ストーリーを織りなしていく(もともとフィクションなので当たり前か?)。それは、小説から映画までジャンルにとらわれない。

    このシリーズの引き合いに出されるのは、キム・ニューマンの「ドラキュラ紀元」であるが、向こうは虚構の人物に対して忠実すぎる嫌いがあるのに対し、こちらは原作にとらわれない自由なイメージで描かれているのが特徴だ。

    主人公のミレディと世界一有名なガスコン人との絡みにはこの先どうなるのかと期待に胸を膨らませたが、その期待はあっさりと裏切られてしまうし、世界一有名な私立探偵が登場するのかと思いきや兄貴だけしか登場しないし、スチームパンク的な設定と相まって読者の思いどおりの展開にはさせてくれない作者だ。

  • モルグ街の殺人から始まって、新大陸の万国博覧会でクライマックスを迎えるスチームパンク武侠小説。『ドラキュラ紀元』とか『屍者の帝国』あたりが好きな人にはお薦め。

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