剣の輪舞 (ハヤカワ文庫 FT カ 2-2)

  • 早川書房
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本棚登録 : 56
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150201746

感想・レビュー・書評

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  • 剣と魔法。
    すくなくとも剣はあったか魔法のような崇高で鮮やかなものはない。
    BL小説要素が多いように感じるのはわたしのこのみのせいかもしれない。
    未知の世界のはなしはあるが、政治や生活反応げんせと変わらない。
    全体に焦点が定まらない感じで、中に入り込むのに時間がか借り、入ったら入ったでするっと終わってしまう。
    導入の長い2作目狙いのえいがをみたようなきぶんにさせられるので、二冊揃えてつぎも読むのがいいのかもしれないが、自分は次は買ってまでよまない。
    BL好きにはおすすめかもしれない。

  • 「吟遊詩人トーマス」とつながりがあるということでこちら
    も読んでみた。正直そのつながりというやつはわからなかっ
    たのだが(苦笑)。
    宮廷ロマンという感じだろうか。面白くないわけではないの
    だが、この手の小説はあまり得意でない上に主人公がゲイ
    カップルときて今ひとつ入り込めなかった。

  • 読みにくかった。特にアレクの皮肉が理解できなくて、そこが彼の貴族性、高貴さ、聡明さという魅力を物語っていたんだろうが嫌味っぽい嫌なガキという印象にしかならなかった。
    アレクが帰ってきたときリチャードが何も言わずその存在を受け入れるのなんというか違和感。散々言われてきたリチャードの矜持はどうなるのだ。ただのBL小説だったのかな。それ目的で読んだけどさ^^;
    貴族の名誉の為に利用される剣士という存在。
    貴族の住む〈丘〉と庶民の住むリヴァーサイド。
    この2つの世界観を先にきっちり書いといて欲しかった。

  • 新装版でてたのか

  • 続編を手に入れたので、古い前編を引っ張り出して読み返したのだけど、なんと今は短編を加えた新版が出ているのね。(愕然)
    耽美で古風な言い回しになっているのは翻訳者の意図的なもの? 読みにくさとわかりにくい表現もあるけれど、それが世界観に良く合っているようで悪くない。
    恋愛にも奔放な描写多数で、貴族や庶民といった設定から中世かと思いきや、実は異世界設定。さすがにここまでは昔も無理だったか。
    一旦、大団円にも見える終わり方だけど、なるほど、これなら続編が出てもおかしくない要素がぽろぽろと。続けて読むのが楽しみ。つか、新版買おうかなあ、どうしようかなあ。(悩)

  • 海外の作家さんでもこんな作品があるのね。みつけた時は嬉しかった。

  • これぞエンターテイメント!といった感じの作品です。
    女性ならではの映像的で色彩感溢れる表現だけでも充分魅力的じゃないでしょうか。
    〈丘〉の貴族たちが実に貴族らしくきらびやかでまわりくどくまどるっこしく、はっきり言ってどうでもいい社交やお茶会やラブ・アフェアをこなしている一方、主人公の剣士・リチャードは剣のみが生きる道といわんばかりの愚直さ。
    その対比が、この古典オペラのような大袈裟な舞台設定とストーリーを現代の読者が楽めるものにしています。
    わざわざリチャードとその愛人であるアレクに劇中で言わせているあたり、これは著者のバランス感覚の良さでしょう。
    このアレクの描写が、ファンタジーにおける賢者のイメージにぴったりでいいスパイスになってます。若いガンダルフというかスネイプというか。
    リチャードがただの求道者ではない面を、彼がいることで見ることができます。ひねくれっぷりが実に痛快で、これはリチャード以外は同じ空間に五分もいれなさそう。
    割れ蓋に綴じ蓋なのか、これは。
    補完版も読もうかな。

  • 暗殺請負をする美貌の剣士のFT

  • まさに耽美。剣とマントの世界。

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