アレクシア女史、飛行船で人狼城を訪う (英国パラソル奇譚)

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150205348

感想・レビュー・書評

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  • 2012/08/14購入。シリーズの1冊目が予想以上に面白かったので。

  • アレクシア物の2作目です。
    このシリーズの世界観と用語にも慣れてきて、
    テンポ良く読めるようになった所為か、
    大分楽しくなってきました。
    前回ドタバタラブコメを展開していたマコン伯爵と結婚して、
    めでたく伯爵夫人となったアレクシアですが。
    女王陛下から直属の「議長」に任命されて、
    落ち着くどころかますますパワーアップしています。
    「反異界族」という存在自体の特異性に加えて、
    社会的地位まで手に入れたアレクシアは何やら無敵の感有りです。
    人狼その他の周囲を引きずりまわす様子が痛快です。
    今回ラブコメ要素は少なめで、
    「反異界族」のみが可能とされる現象が広範囲で巻き起こったことで、
    誰が?どうやって?と調べ回る話ですが、
    それにしてもアレクシアの周りときたら・・・。
    妹やら親友やらが、
    時と場所を選ばない役立たずっぷりで笑わせてくれます。
    マコン伯爵やアレクシアの友人アケルダマ卿(吸血鬼)には、
    配下に優秀な人材もいるし実際有能な働きをしていますが、
    如何せん主役のアレクシアのすぐ横で、
    空気を読まない輩が何かと問題を起こしてくれるので、
    ドタバタ感が否めません。
    まあそれが楽しいんですけどね。

  • 人狼と吸血鬼ら異界族が、“人間化”する現象が起き、夫のマコン卿はアレクシアになにも告げずに故郷のスコットランドに発つ。
    陰の議会の議長であるアレクシアは、謎を解明するため飛行船でスコットランドに赴く。

    アレクシア女史の夫は狼で父親はホモで新しくできた友達は男装家でメイドはレズ……。あらゆる可能性があって非常によいと思う。
    マダム・ルフォーはそこはかとなくかっこいいですね。

    男も女もマコン卿の裸体をありがたがるのがなんだか笑える。見てみたいじゃないかー。
    チャニング少佐が白狼とのことで、これは米国で出版されているマンガ版にめちゃくちゃ興味が湧く。

  • <a href="http://mediamarker.net/u/m171/?asin=4150205329" target="_blank">「アレクシア女史、倫敦で吸血鬼と戦う」</a>の続き。ドタバタ。あー、<a href="http://pics.livejournal.com/gailcarriger/pic/003y944w" target="_blank">この絵</a>は乗船時かー、と納得。[more]
    <blockquote>内容紹介
    異界族の存在を受け入れた19世紀のロンドン。この地で突然人狼や吸血鬼が牙を失って死すべき人間となり、幽霊たちが消滅する現象がおきた。原因は科学兵器か疫病か、あるいは反異界族の陰謀か。疑われたアレクシア・マコン伯爵夫人は謎を解くため、海軍帰還兵で賑わう霧の都から、未開の地スコットランドへと飛ぶ――ヴィクトリア朝の格式とスチームパンクのガジェットに囲まれて、個性豊かな面々が織りなす懐古冒険奇譚</blockquote>
    ★3か4悩む。サクサク読めたけど、読み返しはしないかな。
    しかしこの終わり方…続きが気になる。
    ミイラ解包ショーなんて本当にやってたのかな…悪趣味だなあ。

    新キャラ チャニング少佐、マダム・ルフォー、シドヒーグ・マコン(キングエア団アルファ雌)
    退場 アンジェリク

    <a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%83%86%E3%83%AB" target="_blank">エーテル(?ther, Aether, Ether)</a>
    エーテル (神学) - アリストテレスが四元素説を拡張して提唱した、天体を構成する「第五元素」。
    エーテル (物理) - 19世紀以前の物理学で、光を伝える媒質を表す術語。
    エーテル (化学) - R-O-R'で表される有機化合物。

  • 英国パラソル奇譚の第二弾。

    倫敦に拡がる異界族の力を奪う謎の病。
    その解決方法を探るため、原因と思われるスコットランドへ主人公達は向かう。
    そこで明らかになる夫の過去。
    そして、父の事。


    前作はぜんぜんスチームパンクじゃなかったけど、今作はエーテルグラフと呼ばれる無線連絡装置や飛行船、仕込みパラソルなどが登場し、ちょっとずつその片鱗を見せている。

    ソウルレスこと反異界族の力も少しずつ明らかになっている。
    “反異界族はつねに火葬される”


    むずがゆかった一作目に比べるとはるかに面白い。

  • 図書館
    面白そうだったので借りてみた。
    なんか説明不足ね? と思ったら……これ……2巻だったのね……^p^
    お話は面白かったです。1巻読もう

  • 2012年4月16日読了。

  • 吸血鬼や人狼、ゴーストが社会に溶け込んで生活している世界観が楽しく、今回は舞台もイギリスからスコットランドに移り、より人狼団にスポットがあたっている。
    マダム・ルフォーなど新キャラもいい。というか映像で見たいなあ、と思った。
    そしてラストの急展開、マコン卿ちょっとひどいよなあ……

  • 前作を読み終わってすぐに次が読みたいと思い
    思わず購入してしまった本。

    新しい発明品が出てきてスチームパンクっぽさが
    出てきたかしら?
    一番の読みどころはマコンとアレクシアのやり取り。
    ロマンスとして、はらはらさせられた最後の落ちは
    続けて3巻目を夜通し読み続けたくなるほど。

  • 「理系・彼女」に続き「理系・嫁」
    1冊目よりも冒険譚度合いが上がった感じ。ラストは、アイヴィもアレクシアもアワワ・・・な終わり方でしたが、3冊目は一体どうなるのか!?

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