あなたの魂に安らぎあれ (ハヤカワ文庫 JA 215)

著者 :
  • 早川書房
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感想 : 68
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  • Amazon.co.jp ・本 (399ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150302153

感想・レビュー・書評

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  • 全編すげえ面白かった。ディストピアの外に何があるのか、エンズビルとは何者なのか、そしてそれが訪れた時の「終わり」の悲壮感、表題のセリフが物語が進むごとに意味が強くなって行く構成も熱い。

  • "きっかけは、成毛さんが運営しているHONZで紹介されていた一冊が神林さんの作品だったこと。三部作というので、一冊目から読んでみている。
    いや~面白かった。早速、第二巻目を読み始める。"

  • 【要約】


    【ノート】

  • あなたの魂に安らぎあれ (ハヤカワ文庫JA)

  • SF。火星。アンドロイド。
    序盤は静かな始まり。退屈なわけではなく、幻感覚器などSF的なアイディアを楽しめた。
    中盤からアクションシーンが増え、一気に盛り上がる。
    終盤、世界の真実が明らかになる頃には満足感でいっぱい。
    読んでいて、伊坂幸太郎『ラッシュライフ』を連想した。何故だろう?群像劇っぽい構成でしょうか?

    そして何より、タイトルが良い。
    作中で何度も使われるフレーズであり、"魂の安らぎ"は作品のテーマでもある、美しいタイトル。素晴らしい。

  • 魂が安らぐ時はどんな時か。通読後、ひとつは舞の、もうひとつは誠元の魂が安らいだその時を繰り返し読み見返した。
    解説のとおり、ゆっくりした序盤から徐々に読むペースが上がっていってクライマックスに達する構成が凄い。これだからSFはやめられないというやつです。

  • 火星三部作の1作目。作中の年代としては最後。
    微妙に猿の惑星。

  • 神林さんの長編を読むのは初めて!こんな素晴らしい世界(ディストピアやら歪んだ世界観が好きなのです)を書く人の作品に今日までほとんど触れてこなかったことに感謝!これからたくさん読めるので!地上に暮らすアンドロイド、地底に暮らす人間、互いが互いを憎しみ合う世界で運命と戦うあるいは翻弄される生命の姿にぞわぞわさせられる。国内SFでこんないいのがあったなんてー*\(^o^)/*

  • 昭和61年版でした。
    あ、やっぱりサイコパス的設定は以下同文。
    始めのうちは、津原泰水のデビュー作のような息苦しい雰囲気でしたが、そのうちアクション展開に。
    青年と少女とおじいさんの列車旅行は良いな。

  • 古い作品だからエンタメ性が薄いなあと思いつつ、読み終わったときには「面白かった!」とじわじわ感じました。
    アンドロイドなのに機械じゃないし人間と同じように生きてるような描写に疑問を感じていたけれど、結末で「そういうことだったのか!」と納得できました。
    タイトル「あなたの魂に安らぎあれ」も素敵です。次作も楽しみです。

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著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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