あなたの魂に安らぎあれ (ハヤカワ文庫 JA 215)

著者 : 神林長平

• 早川書房 (1986年3月1日発売)

感想・レビュー・書評

[キリン紙は美味しいさんの感想 · 2007年11月20日]

借本。
３部作の最初の作品。
読後の充実感は凄かった。
アンチが変化していく様が、とても印象的でした。
次が早く読みたい〜

[曽我部砂姫さんの感想 · 2007年10月15日]

著者の長編デビュー作であり、火星三部作の一作目。
クライマックスのカタルシスにしびれる！

[琴師 命さんの感想 · 2007年2月11日]

夢枕獏氏が嫉妬した!!

神林長平氏の長編デビュー作にして三部作の第一段!!


火星の地下に広がる砂沙空洞市で男が見る夢は何を意味するのか?

放射線が吹き荒れる地上の門倉京に住むアンドロイドの神とは一体…。

人とアンドロイドが縦横無尽に動き、物語は驚愕の真実に彩られる。


そこにあなたは神の姿を見るだろう。

神林長平という物語の神を……。

[ぱらごめさんの感想 · 2006年9月25日]

火星三部作第一部。遠未来、人間は火星地下の空洞都市に住み、地上ではアンドロイド達が自由を謳歌していた。繰り返される退屈極まりない毎日に鬱々とする人間。そんな彼らを蔑むアンドロイド。２者の対立は徐々にエスカレートし、やがて抗争をもたらす。一方、アンドロイド達の間ではある噂が流れていた。「神エンズビルが天から下り、すべてを破壊し、すべてが生まれる…」　奇妙な夢、幻に満ちた日常、アンドロイドの神。随所にちりばめられた謎が、絶妙な語り口で解き明かされていく。まさに日本ＳＦ界の傑作！

[ナオさんの感想 · 2006年7月28日]

火星に住む主人公がなぜ地球の夢を見るのか…？
神林長平の言語感覚が好きです。
リアリティ・バランスもろもろすべてひっくるめて。

[Mitsuhikoさんの感想 · 2006年7月23日]

あなたの魂に安らぎあれ。

[amisyadaiさんの感想 · 2006年6月11日]

火星三部作その一。サイ・玄鬼がめちゃカッコいい。愛ですなあ。

[古元さんの感想 · 2006年3月26日]

二十年近く前に書かれたことを感じさせない斬新さで、厚さをもろともせず読ませる。火星時代の人類、地球とアンドロイド、そして地下に潜った人たちの生活。表題の「あなたの魂に安らぎあれ」という言葉が作中何度もつぶやかれる。三部作の最初の作品であり、最後の時代に設定。『夏への扉』と同じ読後感をもたらすSF。

[翡翠さんの感想 · 2005年11月7日]

神林先生の処女長編。
価値観のどんでん返しが興味深いＳＦ作品です。

[あとりさんの感想 · 2004年11月8日]

アンドロイドと人間の戦い。
幻影に囲まれた日常で、人とアンドロイドが、自分の存在意義を模索する物語。

著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」