- Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150305871
感想・レビュー・書評
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梶尾作品のあらゆる傾向の作品群が一通り揃っている短編集。
そういう意味では、現在廃刊になっている第一短編集
「地球はプレイン・ヨーグルト」に近い構成かもしれません。
タイムトラベルテーマ物「時の果の色彩」や、
「地球はプレイン・ヨーグルト」の続編「M・W・L(仮)へようこそ」
「黄泉がえり」を少し彷彿とさせる表題作「ちほう・の・じだい 」
ブラックな味わいの「絶唱の瞬間 」、直球勝負なバカ作品「怒りの搾麺」
田中芳樹先生の「七都市物語」のパスティーシュ「アンナプルナ平原壊滅戦 」
などなど、全11作品収録。本当にバラエティーに富んでいます。
「黄泉がえり」の次に読む本として、お勧めしやすい本かもしれないですね
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SFカテゴリなのかしらん?
根拠・原因・理由やそのオチなどは端に除けて置いて、
とにかく読みやすく面白く、綺麗に纏まった粒ぞろいの短編集でした。
泣ける物あり、しみじみする物あり、バカバカしいもの有り。
「サラマンダー殲滅」しか知らなかったので、ちょっと意外な位でした(笑)
器用な方です。素晴らしい。 -
SF短篇集。SFならではの現象の原因に言及している点、やわらかい文章でのストーリー展開など、SFの書き方の教科書的。視点もRPG、ガチャガチャ、バイオテクノロジーなど今風で、ネット時代になってからの話かと思ったが、20年ほど前の作だった。SF好きはもちろん、普段本を読まない人にも楽しめるはず。
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カジシンの短編集。ドタバタギャグものからタイムトラベルロマンスまで。入ってるのは幅広い。
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私は個人的にこの物語無茶苦茶好きです。いい一冊。お勧めですよ〜