- Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150308100
感想・レビュー・書評
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追う者と追れるものは良い。(断言)。
SFには疎いので、あ、ほぼサイコパス、とか、こういう設定は割と昔からあるんだなぁ、とか思いました。
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神林長平の初期の6つの短篇を収録。いずれも基本的にはアイデンティティをテーマとするが、神林の優れているのは(それはまた同時にきわめてSF的でもあるのだが)そのアイデンティティの問いかけが、単に個人や人間のそれのみにとどまらず、物質や時間、あるいは宇宙空間そのものに対する根源的なものになっていることにある。現在の神林作品からすれば、いくぶんもの足りと言えなくもないが、それは逆に言えば絶えざる問いかけと練達が今の神林をあらしめていることの証でもあるのだろう。6篇の中では、表題に取られた『鏡像の敵』が秀逸か。
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最近研究中の作家さんの短編集。
既読の「渇眠」、ふんわりしているが面白くない「痩せても狼」、作者と登場人物がハイブリッドするが面白いとは思わない「ハイブリアンズ」、既読の「兎の夢」、「ここにいるよ」。
最後は期待した表題作「鏡像の敵」だが、いい展開だが、面白いとは思わなかった。もうちょっとこの作者研究しよう。 -
08/21
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駆逐装甲動力スーツを身にまとったわたし、太陽系宇宙軍の新藤中尉は、人間の憎悪を喰らう怪魔を追っていた。
これは短編集です。自分は非現実ってのが大好きです。この本は非現実を疑似体験させてくれました。だから大好きです。 -
さあ、出ておいで
いつでも来れるよ
短編集
渇眠
痩せても狼
ハイブリアンズ
兎の夢
ここにいるよ
鏡像の敵
解説 桜坂洋 -
[2006.03]
これぞSF!というかんじ。 -
神林長平は・・・読解力のない私には、難易度高くて。いまのところ雪風とグッドラックしか満足に読めていません。これは、そこそこ楽しく、行けるかな?と思ったけれど、結局最後の方は、敗北・・・でした。
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11月9日読了。通勤で読む本ではなかったな、と。家でじっくり楽しむんだった。短編に神林ワールドを詰め込んであるので内容は濃い。初期の作品!という文章なんだけど、神林要素がたっぷりで読み応えはありました。ところで、猫はでてきたかな。