星系出雲の兵站-遠征-1 (ハヤカワ文庫 JA ハ 5-7)

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 144
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150313913

作品紹介・あらすじ

200年前の航路啓開船ノイエ・プラネットによる「敷島星系に文明あり」との報。火伏兵站監の指揮のもと、拠点建設が進むが──

感想・レビュー・書評

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  • 日本SF読者クラブ 第2部開幕編ということで、「濃い」キャラが新登場。いかにも怪しいシーラッハ周防政府全権委員。それから烏丸三樹夫司令官(もちろん少将)と三条新伍先任参謀。映画版じゃなくTV版の「○○○○の陰謀」からね。あとロボットの「全長57メートル、質量は550トン」というと超電磁なんちゃらと同じですね。

  • 届いた本を裏返したら、「烏丸三樹夫司令官率いる」という文字が目に入って、あぁ少将でおじゃるのね、と思ったら、本編でもおじゃってて笑ってしまった。
    コンビを組むのは三条新伍先任参謀で、あれっ、梅津栄ぢゃなかったっけ、と思ったら、それは映画の方で、TV版は山城新伍だった。

    しかし、なおざりの誤用がおざなりな校正でスルーされているのは、困ったものでおじゃりまするな、ニントモカントモ…

  • おじゃる丸みたいな方がでてきてどうしようかと思ったが、良かった良かった普通にしゃべれるのですね。
    心労多い三条主任に敬礼。

    しかし未知の相手とのコミュニケーションが少しずつ進むさまはワクワクするなあ。

  • 面白くなってきましたね。宇宙SFの醍醐味は、異星人の謎が解き明かされるところにある。兵站というアイデアはわからなくはないのだけど、やはり醍醐味を味わえるとSFファンとしてはうれしい。
    トントンと次巻を出し手ほしい。

  • とうとう、ガイナスとの異文化コミュニケーション開始!

  • 第二部です。
    少しづつ、異星人の姿が見えてきました。
    コミュニケーションを試みる、その臨機応変な頭脳、論理。
    おもしろいです。

    次巻も期待です。

  • [評価]
    ★★★★★ 星5つ

    [感想]
    第二部開幕の巻
    壱岐星系に侵攻するガイナスを撃退し、敷島星系に文明が存在することが判明した第一部から状況は新たな段階へと進んだと言える。
    前巻で撃退され、位置を特定されたガイナスは人類が建造した基地による封鎖を受けており、人類はガイナスとの意思疎通するために試行錯誤を繰り返している。
    一方で文明が発見された敷島星系は詳細な調査のために機動要塞が建造されはじめた。
    今回の物語で印象に残っているのはガイナスとの意思疎通を行っている烏丸司令とガイナスとのやり取りが面白い。
    全く意思疎通ができない存在とのやり取りは自分が伝えたいことをどのように伝えればよいのかということを改めて考える事となり面白かった。
    敷島星系の方は航路啓開館ノイエ・プラネットのAIが自分の使命を達成するために想定外の動作をしていたことがいじらしいと感じた。

  • 200年前の宇宙船ノイエ・プラネットから、敷島星系に文明があるとの連絡が入った。シーラッハ周防政府全権委員がノイエ・プラネットを狙って怪しげな行動をする。一方、集合知性のガイナスを封鎖している奈落基地で、烏丸司令官たちがなんとかガイナスと意思疎通を図ろうとしている。基本的には軍隊での政治的なやり取りがメインの物語。胃がキリキリするような政治活動はないが、これはまだ序盤だからだろう。次の物語に向けて高官らがポジション取りをしているような感じだ。それにしても、ガイナスと意思疎通するために使われた巨大ロボットは...、身長57メートル、体重550トン、これは子供の時に見た合体ロボットではないか!

  • 星系敷島遠征 第1巻 
    敷島星系に文明ありの報を受けた 人類コンソ-シアム。 
    情報収集に機動要塞を建造する。 
    また、ガイナス本拠地では、ガイナスとの意志疎通を試みる。 
    まだまだ序盤。 これからどういう展開になるのか? 
    まぁ、印象に残ったのは、身長57m体重550tの巨大ロボでしょうか? 
    ちゃんと5つに分離しているし(笑) 
    あと、一木基地司令官 不幸だな・・・と 

  • 前シリーズ最後にでてきた「敷島」星系と、封鎖中のガイナス母星と、人類側の新たなプレイヤー「周防」星系

    異星人とのコミュニケーションが主題と見せかけて、人類側内部のコミュニケーション(奈落で、危機管理委員会で、敷島整形派遣部隊で)も含めたコミュニケーションが主題だったな。

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著者プロフィール

林 譲治(はやし・じょうじ)
1962年、北海道生まれ。ナイキミサイル基地訴訟で揺れ、千歳基地が隣接するという環境で育ったため、
幼い頃より軍事や防衛問題に関心を抱く。戦略シミュレーションの原案などで活躍後、作家デビュー。
確かな歴史観に裏打ちされた作品で人気を集める。
著書は『戦艦大和航空隊』『異邦戦艦、鋼鉄の凱歌』『新生八八機動部隊』(以上小社刊)、
『帝国電撃航空隊』『超武装戦闘機隊』(電波社)、『星系出雲の兵站』(早川書房)など多数。

「2020年 『技術要塞戦艦大和 (3) 珊瑚海海戦!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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