- Amazon.co.jp ・本 (501ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150411800
感想・レビュー・書評
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これは面白かった。冒頭しばらくは「準備」に費やされるためイマイチ状況を把握しづらいもどかしさがあるが、それが後々つながっていくのを見るにつけ腑に落ちていく。お約束通り途中でいくつかのトラブルが発生するが、それをどのように回避していくかも見所。終盤には意外な人物も登場し、最後まで楽しめた。原著が1975年発行なので設定に若干の古さは感じるが、それを感じさせないストーリーだった。
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"乗り込みハイジャック"ではなく"戦闘機でハイジャック"は斬新。
古畑任三郎のように犯人は最初に分かっています。
でも何故か少し盛り上がりには欠けた気がします・・・何故でしょうか。 -
至る所で大絶賛されてて、さぞかし面白いのだろうと読んでみたら「あれ?」。確かにリアリティはあるかもしれないし、冒険小説としてはいいのかもしれないけど(冒険小説が何かよくわからないが)、ミステリーとしては弱い気がする。うーん、私みたいな愚民には理解できないのか。同じような小説では『黄金を抱いて翔べ (新潮文庫)』をオススメしたいところ。
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ベトナム戦争末期のアメリカで最新鋭の戦闘爆撃機がジャンボ旅客機をハイジャック。
作戦準備・決行・作戦後の3部構成になっていて、序盤はひたすら緻密に淡々と、そのうち多彩な人物がそれぞれの思惑で動き始め、終盤の緊張感はほとんどサスペンス。
中盤以降の加速度感がスゴイです。
全体的に乾いた雰囲気なのですが、皮肉や苛立ちがたまにピリッと効いているのが当時の時代の空気のように感じました。 -
これはよくできている。一見無茶そうなストーリーが前半の事細かな説明でリアルに感じられる。
結末も意外であり読み応えがあった。
解説によると、日本ではこの作品の人気はあったがアメリカではなかったらしく作者の作品はこれ一つのとのこと。惜しい気がする。 -
中学
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この表紙だけでなんというかもうスゴイ!って感じだ
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手に汗握るような展開は相変わらず。航空機や船のこともわかりやすく書かれているので、専門的なことを知らなくても、それほど違和感なく読めました。
あと、当時はそこまで考えずにいましたが、今読み返していると、アメリカの世相を結構反映しているんですね。
風刺というか、批判的なことが、さらりと書かれていたりします。
主人公はアメリカ人ですが、書いた人が、エジプトの人だからでしょうか。
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ハヤカワだけど、ミステリーと言うよりは冒険小説ですな。
古い作品だけど、そうは思えないほど新鮮。
良いねえ。 -
どっかで絶賛されてたから読んでみた。
確かに面白かった。
ハイジャックの話なんだけど、こういうジャック系の話は、
どうやってジャックするのかとか、犯人との駆け引きの部分とかが
物語の重要な部分を占めると思うんですが、
この作品は前者に重点が置かれてるのかな。
粗探しはせずに、一気に読んでくださいw
なんかこんな感じの映画があったような気がする。