本命 (ハヤカワ・ミステリ文庫 12-4 競馬シリーズ)

  • 早川書房
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本棚登録 : 205
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150707040

感想・レビュー・書評

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  • 最後の最後のページまでハラハラさせてくれる。そして、最後の最後の一行までグッとくる。
    こんなカッコいい主人公、今のミステリー小説にいない。星を一つ減らしたのは、ヒロインがちょっと気になったから。

  • 翻訳したものは・・・
    カタカナに弱い私は名前を覚えきれない(;´Д`A ```

  • フランシスの最高傑作のひとつ

  •  数あるディック・フランシスの作品の中で、5本の指に入る傑作だと思うのは、主人公の若さによるものが大きいのではないかと思う。20代前半の主人公は、若く、無鉄砲で、ロマンチックである。

     だからこそ、自分の命を賭け物にしたようなことができるのだし、それをしたくなるような情熱のほとばしりが素直に納得できる。同じようなことをする中期以降のスペンサーがバカに見えるのとは対照的だ。

     恋愛物としての共感度も個人的には素直に高い。特に、ミステリとして一応の解決を見てから後の展開は、かろうじてミステリ的な興味を残してはいるものの、恋と友情の物語であり、蛇足といえば蛇足なのだけど、独語のさわやかな後味には絶対必要なエピソードだ。けっこう胸がきゅんとする。

     若さっていいな。

     敵を一歩一歩追い詰めていく流れや、いきなり始まるこの小説最大の山場は見事だし、なんといっても元騎手という経歴だからこそ書けるような描写にあふれている傑作であると思う。シリーズ中再考の名馬も登場するし。

     が、ちょっと覚めて見るなら、エリートVS成り上がり者って構図がちょっとだけ合って、作者の気の使い方はわかるのだけど、ちょっとイギリスくさく感じる要素がないわけではない。

  •  あらすじ: 濃霧のなかで蹄鉄がぶつかりあう鋭い音が響く。騎手のビル・ディヴィットソンが、最後の障害を跳ぶべく馬の態勢を立て直していた。アドミラルは本命馬にふさわしくその力強い後半体の筋肉を盛りあげ、緊張し、跳んだ。完璧な跳躍。鳥のごとく宙に浮き、、、次の瞬間落ちた。そしてビルは死んだ。信じられない突発事故、いや、これは事故なのか? ビルの親友アラン・ヨークはその疑いに抗し切れず、ただひとり事件の謎を追う

     
     英国の競馬のシステムがいまいち理解しがたいのと、ちょっと恋愛シーンがいまいち、、、かな。ただ、“競馬スリラー・シリーズ”第1作としてやはり読まねば♪

  • 言わずと知れた競馬シリーズ第一作目。とにかくシリーズ全部読め〜!!

  • 競馬シリーズ1(刊行順)4(翻訳順)以後1―4と略す。
    元チャンピオンジョッキィの処女作!!
    処女作でこの完成度はいったい何?
    アドミラル号の美しさ。
    人間観察の深さ。
    感動です。

  • ハラハラドキドキしっぱなし。ディックフランシス、競馬シリーズ最初の作品。

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