死神の戯れ (ハヤカワ・ミステリ文庫 ラ 3-18)

  • 早川書房
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (506ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150747183

感想・レビュー・書評

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  • 4-15-074718-0 506p 2002.1.31 ?

  • まあこれはこれであり。結末もわりかし好き。

  •  人々を惹きつけ魅了する美貌の牧師オーティス。
     静かな町のなか、彼の周囲で秘密裏に事件は起こる。主教の自殺。会計士の死。そして浮かび上がる牧師の秘密。

     サスペンスなので犯人や事件の概要はオープン。読ませるのはその秘密が暴かれるか暴かれないのか。秘密を守るために犯人が罪を重ねていくさまと、疑いを抱いた人間が必死で彼を追うさま。それらが町の人間模様のなかで巧みに描かれている。

     犯人は自分が上手くやっていると思っているんだけれど、物語のスタートから明らかに破綻しているわけで、そのあたりが途中までいまひとつのれなかった。犯行も場当たり的だし(つまり危険が迫って犯行に及ぶ)、これでばれなかったら変だろうという感じ。

     これでどう結末をつけるのかなと思っていたんだけれど、そこは意外と気に入ったのでまあいいかなというところ。

     でもやっぱり基本的には謎解きが好き。
     このラスト、謎解きで結末がこれだったらちょっと許せない(笑) (2007-07-05)

    THE REAPER ( by Peter Lovesey ) / 邦訳 : 山本やよい

  • ---qt---
    『「神があなたをお許し下さいますように」
    「心にもないことを、主教さま。わたしが地獄の業火に焼かれることをお望みなんでしょう。顔に書いてありますよ」
    主教は低く答えた。「そうなって当然だ。わたしがこれまでに出会ったなかできみこそ最低のクズだ。極悪人の青二才め」』
    --unqt--

    あまり面白くなかった。推理小説だと思って読んだのでなお楽しめなかったのかもしれない。これは多分、犯罪小説。だがこの悪人は少々魅力に欠ける。ラウゼイも片手間に書いたんちゃうか。新幹線で岐阜羽島〜静岡通過あたりまでに読むのにふさわしい感じの本。

    と文句たらたらだが、洒脱な会話につられて読み切った。

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