約束の地 (ハヤカワ・ミステリ文庫 110-3 スペンサー・シリーズ)
- 早川書房 (1987年4月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150756536
感想・レビュー・書評
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このへんのスペンサーはノッていて、この作品も面白かったハズ。
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相変わらず面白い、スペンサー
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読み切れません。
主人公の人でなし度と、セリフの古さに怖気をふるう事となりました。 -
【再読】
なんとなく調子が悪かったり、リズムがおかしいなぁと思う時はスペンサーシリーズを適当に再読する事にしている。
ってことで、何気なく手に取った「約束の地」、ホーク登場の記念すべき回。
それもエエんだが、この本で一番好きなシーンは、ホテル併設のジムでスペンサーが徹底的にトレーニングして体を鍛えるシーン。
スーザンとごちゃごちゃしたスペンサーが、男はこんな時に泣くわけにいかないとばかりに、塩タブレットを必要とするほどに身体を動かして、涙の代わりに汗を流すところがカッチョ良い。
心がサブかったり澱んだりした時は身体をグイグイ動かしてすっきりするのも手やで、と教えてくれたスペンサー、よーやくこの頃酒じゃなくて運動で気分転換ができるようになってきました。 -
訳本としては、多少読みやすいかな。
最後あたりは、ちょっと日本語としては「?」って思う箇所がところどころ・・・。 -
何となく図書館で借りて読みました。面白かったです。
何が良いって主人公の料理の腕が上手なのが良い。出てくる料理もものすごく美味しそうでアオリイカのサンドイッチとか美味しそうだなあと食べたくなりました。恋愛は若者だけの特権じゃない、と言う感じも良かったです。また借りて読んでみようかなと思います。(シリーズが30冊以上出ていたことを後で知りました。楽しみ!) -
何年かぶりでの再読。
スペンサー・シリーズの第四作目。
エドガー賞・最優秀長編賞 受賞作。 (1976年)
巻頭の登場人物紹介で「フリーの取り立て屋」で、ホークが登場します。
ホークとスーザンと三人が、初めて顔を合わせる12章(P102~)が秀逸。
この章を書き終えたことで、多分作者は、以後楽に印税を生み出すシステムを完成させたと、考えたのではないでしょうか・・。
「スペンサーは、いったいいくつなんだろう」から始まる解説は不要。
普通にシリーズを読みすすめた読者なら、一作目の「わたしは三十七歳で、愛校意識は薄いのだ」(ゴッドウルフの行方・P.11)をなんとなく記憶に留めている筈だとおもいますし、本作内にも「もう四十を超えた・・」とあります。
「スペンサーは、いったいいくつなんだろう」から、無理矢理、解説者が己の薀蓄をひけらかしているだけに思えうんざりします。
前作が北上次郎さんの素晴らしい解説であっただけに、つい比べてしまい腹立ちさえ覚えました。