- Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
- / ISBN・EAN: 9784151300288
感想・レビュー・書評
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ポワロシリーズで1番好きかも。
ポワロなかなかでてこないけど。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ポワロ作品
【ストーリー】
あるアラブ国家でクーデターが発生した。その事態を予期していた若き領主は、代々受け継がれた宝石を友人に託し、やがて秘密の手段で国外へと持ち出される。
それから6週間後。上流階級の子女を多く集め、領主の友人の妹も通う女学院で、新任の体育教師が射殺体で発見される。
【解説】
国家の動乱と女学院での殺人。犯人像や動機は序盤から暗示され、該当者も徐々に絞られてくるが、終盤意外な流れになり、飽きさせない展開だった。 -
2010年9月にNHKでオンエアされた、デビット・スーシェ主演のポアロ物新作4本のうちのひとつ。珍しく、これはほぼ原作に忠実に映像化されていました。
ポアロ物の中では好きな作品なので、脚色の少ない映像化は嬉しかったな。 -
アガサ・クリスティー
この表紙から、女子高の少女が首吊り自殺をしたのかと思いましたが、
そういうお話ではなく。
中東のラマット王国末裔の残した宝石と、イギリスの名門女子高での事件。
教師達、様々な思惑。
ドキドキ感はないもののなかなかおもしろいのです。
ポワロの登場が少ない分、
読者も犯人探しを出来るように様々な複線が潜んでいます。
例えば、第一人称が実は犯人だったりするような
そういう手法を使っているクリスティの他作品とは
また違う楽しみ方が出来ます。 -
持っているのはハヤカワミステリ文庫版ですが、画像がないのでこちらを登録。
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サラーっと読めます。全寮制女子校ということで結構期待したけど、生徒があまり出てこない。シャイスタと、ジュリアがお気に入り。
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ポアロ作品。生徒も教師も女だけのイギリスの寮制女子校(鳩たち)に、鋭く残忍な人物(猫)が忍び込む。やがて殺人事件が起こり、中東で起こった宝石消失事件とも絡み合っていく。最後まで気の抜けない展開がたまらなく面白い。
女学校の生徒ジュリアがポアロに事件解決を依頼し、後半ポアロが大活躍するのだけれど、ジュリアの行動力がすがすがしい。この辺りは「マギンティ夫人は死んだ」の後にぜひ読んで欲しい。
私はそのジュリアのお母さんの行動も大好き。ある意味キーパーソンとして登場し、なかなか姿を現さず、いざとなったら切り替えの早い行動を取る。とっても素敵だ。