催眠〈上〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

  • 早川書房
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感想 : 61
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  • Amazon.co.jp ・本 (463ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151788512

感想・レビュー・書評

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  • 感想は下巻で。

    ダメだ、こりゃ。

    • 土瓶さん
      (((o(*゚▽゚*)o)))ヤッター! アリガトー!!

      (((o(*゚▽゚*)o)))ヤッター! アリガトー!!

      2024/02/04
    • 傍らに珈琲を。さん
      つまんなかったを連呼、〆にダメだ、こりゃ 笑笑
      伝わりました 笑
      つまんなかったを連呼、〆にダメだ、こりゃ 笑笑
      伝わりました 笑
      2024/02/10
    • 土瓶さん
      さん、ハイッ!
      だめだ、こりゃぁ〜♪
      さん、ハイッ!
      だめだ、こりゃぁ〜♪
      2024/02/11
  • ストックホルムの郊外で起きた一家斬殺事件。生き残った15歳の少年もかなりな重症だが、催眠療法で事件当時のことを呼び出させると、意外な言葉が発せられる。事件の担当はヨーナ・リンナ、スウェーデン国家警察の警部。催眠療法をする医師がエリック・マリア・バルク。一家斬殺とエリック医師の過去の患者との出来事が語られる。

    うーん、事件が血塗られていて、やだなーというのがある上に、その動機がどうもね。そしてエリック医師の患者との出来事と、無理につなげた感じ。


    2009発表 スウェーデン
    2010.7.25発行 2010.8.25第2刷 図書館

  • シリーズ第一作目

  •  これも最近世評の高いスウェーデンミステリのシリーズ。国家警察という組織にあって主役のヨーナ・リンナ警部がほぼ単独で捜査を進めるという異色作。当然、当人の人物造型が何より重要になってくるが、残念ながらそこがちょっと弱い。人間的に悪いというわけではないのだが、これだけの長編の主役を張るにしては軽いというか若いというか重みに欠ける。第一作だし、今後に期待というところかもしれないが。肝心のストーリーもいまひとつ。最初の一家惨殺事件と後半の誘拐事件の連関が弱く、いつのまにか話がすり替わってしまっている印象だ。途中のグループ催眠実験の回想も必要な内容なのだろうけれど、話の流れの中では冗長に感じる。まあこれだけではなんなのでもう少し読んでみるかな。

  • スウェーデン発の<ヨーナ・リンナ刑事>シリーズ第一作目。テンポが良くて読み易い作品ではあるが、凄惨な事件の割に書き込みが不十分で立体感も緊張感も全く感じられない。登場人物達の無駄なすれ違い、噛み合わない会話、ザル過ぎる警察組織など残念なポイントが盛り沢山な上に『ナイフの刺し傷が数百ヵ所』や『銃弾三十六発を一気に撃ち込まれ即死』といった誇張表現も目に付く。事件の全容は未だ見えてこないが、全く気乗りしないまま下巻へ。事前情報を殆ど仕入れなかったので、ヨーナが男性名とは思わなんだ。てっきり女性警察官だとばかり。

  • そこそこ凝ってはいるのだが…いかんせん、主人公(と言っていいのかわからんが、捜査官以上に結構な割合で出張っている外部協力者の精神科医)が、まるで共感できないクズっぷり。
    北国の陰鬱な冬空の下、ビタイチ共感できない「主人公」が、めったやたらな流血と必然性の薄いエロ(しかも不倫)と他害癖ある異常者てんこ盛りの中、むやみとややこしい謎に分厚い上下2巻たっぷり右往左往させられる…力作ではあるが、読んでいて楽しいかとかひと様に薦められるかと問われたら、うーんと口ごもらざるをえない。
    作者の正体は著名な純文学作家だそうで、確かに地力は感じる。感じるんだが…なんつーか、すべてが過剰なんだよなー。事件は実質2つ起こるがそこまでの関連性はなく、1つでも「お腹いっぱい」級のが無造作に2つ詰め込まれた感じ。グロも、やたら長い過去パートも、「主人公」一家の境遇や内面描写も、とにかく特盛り。もうちょっと整理してくれていたら、すごい傑作だと感じたかもしれない。
    次作から見違えるように面白くなるらしいので、それを頼りに読むかも。

    2021/12/14〜12/15読了

  • スウェ-デン国家警察の警部(ヨーナ・リンナ)が、ストックホルム郊外での一家惨殺事件の捜査をするに当たって、精神科医(エリック・マリア・バルク)は、催眠療法によって犯人逮捕に協力することになりますが、一命を取り留めた15歳の少年(ヨセフ・エーク)が引き起こす度肝を抜くスト-リ-展開に目が釘付けになること必至です。<イングリッド・バ-グマンの墓石>や<ポケモン・キャラクター>が登場する軽妙な語り口ながら、悪夢の連鎖に引きずり込まれる北欧の絶叫ミステリ-小説です。

  • マリリンマンソンとかも話の中に出てきて、ドンドン次を読みすすめたくなる。ミステリー本。
    もちろん下巻も読みます。

  • 本書の著者・ラーシュ・ケプレルはスウェーデンの人気匿名作家。

    本書はその作家のデビュー作ですが、本国スェーデンでの出版前に既に20カ国以上に翻訳権を売ったと言うことでも有名になった小説です。

    作家が正体不明との事でその正体に関して様々な推理が行われ、中には「ミレニアム」シリーズの故スティーグ・ラーソンが実は生きていて本書を書いたのではないかと言った物まで飛び出る始末。

    結局、共に作家で、実在の人物をテーマにした虚構と現実が入り交じった小説を書くアンドリル夫妻がその正体であることが明らかになりました。

    本書をシリーズ1作目とする合計シリーズ8作目までの構想がねられており、現時点で邦訳されているものはシリーズ1作目の本書と2作目の「契約」のみです。

    #色々とこの小説の背景を紹介しましたが、まあ、一読者としては、「ミレニアム」シリーズみたいに途中で打ち切りと言う事が無いように願うだけですね。


    さて、肝心の内容の方を簡単にご紹介します。

    冒頭、凶悪な一家惨殺事件が起こります。

    一家を狙った憎悪による犯行と見た警察は、一人暮らしをしていて難を逃れた長女の居場所を探すため、惨殺事件のただ一人の生き残りである彼女の弟から事件の真相と姉の居場所を聞き出そうとします。

    その為に、かつて催眠術を使った医療行為の研究に励みながらも10年前のあるスキャンダル以降、催眠術の使用をやめていた精神科医エリック・マリア・バルクに生き残った弟へ催眠術をかける事を依頼します。

    渋るエリックでしたが、凄腕のスウェーデン国家警察警部のヨーナ・リンナの説得を受け入れて弟に催眠術をかけて事件の真相を聞き出そうとしますが、催眠状態に陥った弟の口から出た衝撃的な真相により更に事件が展開していく事態に・・・

    2転3転する事態と、浮かび上がっては消えていく容疑者達。

    10年前のエリックの裏切りを遠因とする彼とその妻・シモーヌのギクシャクした関係と更なる誤解。

    そして・・・

    そんな時、難病の持病を持つ彼らの一人息子・ベンヤミンの誘拐事件が起こり、エリックとシモーヌ夫婦は地獄に叩き落されます。


    壊れていく夫婦関係、

    行方どころか生死も分からない彼らの一人息子、

    そして、惨殺事件のただ一人の生き残りである弟の病院からの脱走。


    それらが混じり合って紡ぎ出す謎を解き明かし、敏腕警部ヨーナは、両親は、ベンヤミンを助け出せるのか?


    と言った小説でした。


    上記しましたが、2転3転するストーリー展開で先が見通せない小説です。

    また、厚めの文庫本の上下2巻の文量ですので読み応えは十分です。

    途中、エリックやシモーヌなどの回想が差し込まれており、それらの回想がある事によってより小説に対する理解が深まるのは確かですが、少し冗長すぎる回想も有りました。

    加えて、登場人物も多く、繰り返しでてくる登場人物でないと「この人って誰だっけ?」と思うことも有りました。


    とは言え、思いもよらぬ犯人、思いもよらぬ真相と、ミステリーの常道を行っていますので、ミステリーファンは勿論、それ以外の方もグイグイと引き込んでくるストーリー展開を楽しめるのではないでしょうか。

    中々良かったです。

  • いきなりの大流血
    それぞれの問題
    ヨーナって男性だったんだ!?
    走り出した15歳
    これが、どう言う終わり方をするのか・・・楽しみ

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著者プロフィール

ラーシュ・ケプレル
アレクサンドラ・コエーリョ・アンドリルとアレクサンデル・アンドリルの作家夫婦が共作するときのペンネーム。国際的なベストセラーとなったヨーナ・リンナシリーズは、40以上の言語に翻訳され、1500万部以上も売れている。アンドリル夫妻は、ラーシュ・ケプレルのペンネームで執筆する以前も、それぞれが単独で書いた作品が出版され高い評価を受けている。3人の娘とスウェーデンのストックホルムに在住。

〈扶桑社ミステリーのラーシュ・ケプレル作品〉
『砂男』上下
『つけ狙う者』上下
『ウサギ狩り人』上下
『墓から蘇った男』上下

「2023年 『鏡の男 (下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ラーシュ・ケプレルの作品

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