初秋 (ハヤカワ・ノヴェルズ)

  • 早川書房
3.94
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本棚登録 : 59
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152075284

感想・レビュー・書評

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  • 初スペンサーもの。ハードボイルドには興味がなかったのに、今さらなぜ読もうと思ったのかきっかけすら忘れてしまった。結論からいうと面白い!訳語が古くて気になるところはあるがはまりそう。新ジャンル開拓できるかも。

  • 職場の同僚に勧められて読んだけど、個人的にはグッとこなかった。

  • 何故この本を手に取ったのかは不明だが、大変面白かった。
    魅力的な男性 スペンサー
    附箋
    ・サラ・ボーン 「サンクス・フォア・ザ・メモリーズ」カーステレオテープより
    ・「今年は春が少し遅れるわ」「春は過ぎたんだ。ポールにとっては初秋だ。」

  • 3.6

  • スペンサー・シリーズの7作目。

    オフィスが変わっただけでなく、車も変わっていた。
    相変わらず探偵とは思えぬスペンサー。

    母親に頼まれ、探し出し父親の下から連れ帰った15歳の少年は、
    離婚した両親のどちらからも愛されているようには見えなかった。
    父親は息子を力づくで、
    さらに母親を誘拐してまで取り戻そうとしたため、
    スペンサーが少年を連れてメイン州に隠れることになる。
    スーザンの土地に家を建てながら。

    探偵ではなく「男親」となったスペンサー、
    スーザンとの仲を危険にさらしながらも、
    少年を見捨てることができなかったのは予定調和だが、
    良かった。

    ホークがスペンサーの殺害依頼を安すぎると断り、
    逆に時間があるからと護衛を申し出るとは、
    もう相棒なのか?という感じで楽しい。
    だからといって、スペンサーの命を狙った、
    しかしスペンダーが殺せなかった男を撃ち殺すとはやりすぎ。

    少年が母親がメイン州まで迎えに来たにもかかわらず、
    動揺せず大工仕事を続けようとしたのには、
    彼の成長が感じられて胸が熱くなった。
    ニューヨークの学校に行くことになったが、
    また登場してほしい。

  • 「名はスペンサーだ。サーの綴りは、 詩人と同じようにSだ。ボストンの電話帳に載ってるよ」「『タフ』という見出しの項にな」シビれるでしょ!必読って言っちゃって良いですか!

  • 男が自立するためには。
    まずは自分で強くなること。自立する方法を教えてくれる人がいること。
    そして教えた人も成長すること。

  • 知人に薦められて。
    これはいい。かっこいい。ハードボイルドものはいくつか読んだけど、これが一番好き。
    なんとなく主人公に今までで一番好感が持てるんだな。読んでる最中はなんでかわからなかったけど、あとがきですっきり。「定石崩し」というほど饒舌なんだスペンサーは。マーロウはたしかに寡黙だった。
    あと大人&子どももの(っていうのか?)が好きってのもある。ばらかもんとか、ウサギドロップとか。それらとは当然読み味は全然違うのだけど。
    自分の手でどうしようもないことを考えても仕方がない。出来るよう備えるだけ。自分のルールをもつ、けどそれは絶対じゃない。みたいな考え方は単純だけどくらっとくるなぁ。他のも読んでみるかな。

  • 離婚夫婦のドライな人間関係ぶりがよく描けている。シリーズ全てにいえるがストーリーを支える緊張感がないのが残念。

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