- Amazon.co.jp ・本 (542ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152085535
感想・レビュー・書評
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ベースはSFですが、キャラクター小説としてもおもしろく読める。
犬猫ふくめ役者が際立つ。
軽口でちょっとスノッブな翻訳がはまってます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いやー、面白かった。
時間 SF という大枠では括りきれない多ジャンル性。
あくまでも品が良く、博識で、ユーモアもあり、
キャラも立っているし、物語も(こそ)面白い。
読書の楽しさを、読書好きに再認識させてくれる名作だなぁ。
1999年 ヒューゴー賞長編小説部門受賞作品。
1999年 ローカス賞SF長篇部門受賞作品。 -
ヒューゴー賞・ローカス賞、クルト・ラスヴィッツ賞(ドイツ)、イグノトゥス賞(スペイン)受賞。
装画 / 松尾 たいこ
装幀 / 岩郷 重力+Wonder Workz。
原題 / "TO SAY NOTHING OF THE DOG"(1998) -
大好きな小説のひとつに『ボートの三人男』(ジェローム・K・ジェローム・著/丸谷才一・訳…中公文庫)があります。
イギリスの紳士たちが小さなボートに乗ってのん気な旅をするというユーモア小説です。
読んでいるだけで気持ちが楽になる本です。
表題は「三人男」ですが、実は犬もお供でついて来ているのに、勘定に入っていないのです。
今回の作品はその『ボートの三人男』のパロディ?
それだけで『三人男』ファンのぼくとしては食指が動いてしまうのです。
お話は、現在の史学生がタイムトラベルで歴史を縦横に駆け巡るという展開のようです。
どうやらその際に三人男と出会うようですが、どんなことになることやら。
・・・と読み始めましたが、
めちゃくちゃ楽しいです。
ヴィクトリア朝英国へ静養に出かけただけの(はずの)学生の双肩に世界の命運がのしかかる?
SFでミステリでラブコメ。
猫と犬とキャラクタたちがとっても魅力的。
(2005年06月12日読了) -
挫折中
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タイムトラベルSFラブコメミステリ!面白かった~♪ オマージュ作『ボートの三人男』との絡みも最高だが、セイヤーズのピーター・ウィムジー卿シリーズをはじめ、1930年代ミステリへの言及が上手く物語に組み込まれて楽しいのなんの!
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ちょっと長いですが、おもしろいです。語り口も軽い感じで読みやすいです。読み始めるまで、SFとは知らず…でしたが、あまりSFを読まない私も楽しめました。コニーウィルスはこの作品で初めて読みましたが、他の作品も読むつもりです。