- Amazon.co.jp ・本 (394ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152090058
感想・レビュー・書評
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青春小説っぽくて東京ブラックアウトよりか こっちのが楽ちんだったけどな
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兵庫県姫路市と埼玉県蕨市への2日連チャン出張の移動列車中づぅ〜〜っと読み続けて読了! 前作『TOKYO BLACKOUT』とは全く趣の異なる、少しハードボルドで、ちょとミステリアス、アジアンマフィア対やくざが東シナ海で激突ぅ! 小説なのだ。 なに?何のことか分からないって。 そりゃ買って読むしかないっす。 あっ、もひとつ大事ながある。阪神大震災が引き起こしたストーリーが心に沁みます。阪神地区ゆかりのひとはやはり読むべし。 気になる意味深なお話がひとつ書かれているのでご紹介。 page156 「軽自動車が・・・若草色の丸みを帯びた車体だ。色と形に騙されそうだ・・・」 いったいなにがどう騙されそうなのだろうか、と考えた。 2分考えて、やはりこれはイギリスの名車ミニクーパーの事を言ってるとしか思えない! という、わたしなりの見解に至った。 どうだろう、正解かなぁ。
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新装「ハヤカワ・ミステリワールド」。かつてはずいぶんお世話になりましたっけ。最近は東直己のシリーズぐらいしか読んでいなかった。さて、本作は、正統派の青春海洋冒険小説である。ディック・フランシスを意識した描写があると思ったら、ミステリマガジンの最新号での著者インタビューにもそれについての言及があった。その一つ、主人公が高校時代、トップアスリートだった前歴は、それほど物語に影響は与えていないように思う。また、後半で主人公がひどくダメージを受けるシーンは、「競馬」シリーズのいくつかの作品を想起させる。二作目も気になるので、いずれ読みましょう。
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男気溢れる海洋ミステリである。事故によって栄光から絶望の闇へと突き落とされた高校生スプリンター。足の次に震災によって両親まで失ってしまう。そんな彼を救ったのは波を切って走る船だった。けれどやっと訪れた平穏な日々がタイ人の友人の死によって大きくうねり始める。拳銃密輸やら蛇頭やら孤高の車椅子社長やら胡散臭い自称探偵やらが出てきて、前へ前へと読み手の気持ちがつんのめる。たった7日間の間に起こった出来事なのに、ものすごく奥行きを感じる。そしてなによりもオトコとオトコの言葉では言い表せない複雑な絆に惚れ惚れしてしまう。オトコとオトコ そして 父親と息子 の これは熱い愛の戦いの物語なのだ
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「震災後元スプリンターカタキ討ち元刑事と二人三脚」
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久々に読んだちょっぴりハードボイルド・タッチの
青年の男への成長をアツく書いた読み応えある作品。
TOKYO BLACK OUTよりは目新しさはないし、やや
古がかったテイストとストーリーですが基本的に
自分がこういうの好きなんですね。ちょっと前の
藤田宣永とを思い出しました。
まぁ例によって「アレ?」「え?なんで?」的な強引な
展開はあった気がしますが...。成長ものとしてはバリ王道。
瑞々しく清々しい! -
「TOKYO BLACKOUT」でブレークした福田和代の新作。
「TOKYO BLACKOUT」のスケールさでびっくりし、デビュー作の「ヴィズ・ゼロ」で繊細さに圧倒され、今度の新作では、どんな一面を見せてくれるんだろう?
と、発売前からとても楽しみだった。
でも・・・
オススメはオススメだけど、前2作に比べると、ちょっと物足りない感じ。
今回は銃の密輸を巡る男たちの物語。
ハードボイルドタッチで、とても女性が書いた作品とは思えない。
スピード感や引き込まれる感は前作に落ちるけど、ラストは何となく切ない。
そして、かっこいい。
ぜひ、自分で読んで感じてみて欲しい作品。 -
福田和代さん第3弾作!
いままでと傾向がちょっと変ってる。
最初はどーかな?とか思ったけど読み進めるとハマる!
いや、本当に私好みな骨太な作品を書く作家さんです♪