ザ・ストレイン

  • 早川書房
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本棚登録 : 95
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (574ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152090669

作品紹介・あらすじ

2010年9月、ニューヨーク・JFK国際空港で旅客機が着陸直後に外部との無線連絡を絶ち、照明を消し、すべての電気系統を落として誘導路上で沈黙した。人質事件の懸念から突入したレスキュー隊が発見したのは、二百名近くの乗客が席に着いたまま静かに息絶えている姿だった…。バイオテロの可能性から、当局はCDC(疾病対策センター)の特別班を召集する。チームを率いる疫学者イーフリアムは最愛の息子と過ごす貴重な週末をきりあげて空港に急行し、機内のバイオハザード調査に入るのだった。事件の原因究明にあたるイーフはやがて、この悪疫がいくつもの家族と社会秩序を引き裂き、猛烈な勢いで蔓延していくさまを目の当たりにする。それは同時に、太古の昔から地球に生きる、ある忌まわしい種族の復権を意味していた-アカデミー賞映画監督ギレルモ・デル・トロが長年あたためてきたアイディアを惜しまずそそいで贈る極上のスリル。全米ベストセラー・リストランクイン、世界21カ国で翻訳決定の傑作ノンストップ・パンデミック・スリラー。

感想・レビュー・書評

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  • 現代風吸血鬼モノ。耽美なところは皆無で、けっこうグロくて怖い。アメコミっぽいノリ。最後まで読んでも中途半端だと思ったら、話はまだ続くらしい。

  • 全三部作$$おもしろい。$$テンポが良くだらだらとしたところがない。冗長な描写がないからか情景をすぐに思い浮かべることができる。$$映画を見ているみたい。というか映画にすべき作品。$$ただ、読み終えて考えさせるところや残る物はないのでエンターテイメントとして読む必要がある。$$ただ、ほんの表示デザインはいけていない。

  • 『ブレイド』じゃん笑!

  • 空港に到着した旅客機から無線応答がなく、照明が消え、誘導路上で沈黙。バイオテロやアウトブレイクを想定して防護服を着たCDCが突入。乗客200人全員が席に座ったまま死んでいた。なかなか緊迫したオープニング。

    帯には「パンデミックスリラー」と書いてあるし、リアルではエボラ熱の流行もあるし、けっこうドキドキしながら読みはじめた。

    が、後半から吸血ゾンビの話に変わってた。ゾンビものは嫌いじゃないけどさ。。。

  • 以前読んでいたが、その時はチャック・ホーガンが共著というのを意識していなかったので今回再読。
    話に疾走感はあるしスケールが大きいし何より映画を観てるような描写で退屈せずに読める。とはいえ、ゾンビ(ドラキュラ)物のためかパンデミック(感染)が広がる過程がまだるっこしくも感じる。多数の人々の視点から描くのはいいがもう少し刈り取っても良かったのかも。デ・ル・トロとしては大好きなドラキュラものだから描きこみたかったのだろう。人間からの変遷の過程や弱点がしっかり書き込まれていて面白い。特に川を渡れないという設定はマンハッタン島をうまく舞台にしてて見事。
    後半はこいつらの正体はエイリアンになりそうだなぁ。

  • ■やっぱりパンデミックな作品は洋モノ(古っ!笑)に限る!と思いながら読み進めていったんだけど、あれ?アレ?...いつの間にかバンパイアなストーリーに。(笑

    ■いや、面白かった。あまりあれこれ考えずにストーリを楽しめばいいんじゃないかな?と思った作品。

    ■敢えて例えると映像化された後のバイオハザードみたいな、エンターテイメント力重視...といった感じかなぁ。

  • あまり前情報を入手せず読み始めたので、まさかのヴァンパイア物で驚いた。
    不気味な飛行機や感染者の描写が良くできてる。
    前半まではよかった。
    後半から興味が続かなくなってきた。
    映画にして2時間におさめる分にはいいんだと思う。

    あと、続編の翻訳が出なさそうなのが…

  • ギレルモ・デル・トロが書いた小説だというので読んだのですが…妙に理屈を持ち込んだ挙げ句に実はゾンビ+ドラキュラという…まあ…もういいや。お勧めはしません。

  •  空港に降り立った飛行機内の乗客は全員が眠るように死んでいた。そんなまさかの展開から始まるホラー小説。平和なはずの街が少しずつ侵食されていく様子は、恐怖感を煽っていく。
     三部作らしくこれからまだまだ新しい展開が起こりそう。

  • ギレルモ監督書き下ろしの小説。全三部作構成の大作は映画化も待ち遠しい限りです。

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著者プロフィール

映画監督・脚本家・小説家。
1964年10月9日生まれ。メキシコ出身。
劇場長編監督デビュー『クロノス』(92)が各国の賞で高く評価され、97年の『ミミック』でハリウッド・デビューを果たした。『デビルズ・バックボーン』(01)、『ブレイド2』(02)を経て、念願だったマイク・ミニョーラの人気アメコミの映画化『ヘルボーイ』(04)を実現。映画はヒットを記録し、続編『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』(08)はスタジオをユニバーサルに移して製作。その間にスペインで製作した『パンズ・ラビリンス』(06)は、アカデミー賞脚本賞にノミネートされたほか、カンヌ国際映画祭など各国で高い評価を受けて気鋭の監督として国際的に広く認知されるように。07年にはペドロ・アルモドバルらとメキシコで製作会社「チャチャチャ(Cha-Cha-Cha)」を設立。『ロード・オブ・ザ・リング』の前日談にあたる大作『ホビット』シリーズでは脚本を手掛けた。10年『パシフィック・リム』で、久々に監督に復帰。14年にはチャック・ホーガンとの共著で発表した初の小説「ストレイン」シリーズ(09年)のテレビドラマ化が実現。本作に続き、今後は『Pinocchio』『ヘルボーイ3』『パシフィック・リム2』などの話題作が予定されている。

「2016年 『ギレルモ・デル・トロ クリムゾン・ピーク アート・オブ・ダークネス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ギレルモ・デル・トロの作品

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