サックス先生、最後の言葉

  • 早川書房
4.25
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本棚登録 : 85
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (67ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152096319

作品紹介・あらすじ

末期ガンを知らされた著者が、充実した人生への深い感謝の念を、周期表に捧ぐ変わらぬ愛を、老いや病、死を潔く受け入れる心境を説き語る、死後刊行されベストセラーリスト入りした遺作エッセイ集

感想・レビュー・書評

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  • サックス先生、最後の言葉

  • 最期を迎える人が、どのように考えているのか。自分の周囲にこのような人がこれから増える事実を忘れないように

  • 眼内メラノーマで視力を失った後も執筆活動を続けていた著者は、82歳で転移が見つかり、余命数ヶ月と宣告されるー。
    タイトルが「サックス先生、さようなら」だと思い込んでいて、中々この本に辿り着けなかった私のアホさ加減はさて置き、死を見つめる人の言葉は、後続を気遣うさり気なさに溢れていても、それでも重い。
    それにしても、原子番号と年齢をリンクさせる程、周期表がお好きとは!因みに50歳って?…錫かあ。微妙。
    与えられた時間を大事に丁寧に愛おしむしか、できることってないよなあと改めて思う。

  • 短いけれど、深い文章でした。著者の他の著作も読みたくなりました。

  • ただただ、サックス先生は良い人生を送ったんだなぁ、と思ったのでした。

  • 二章目の最後のページに書いてある、死に対する恐怖と感謝が素直に伝わってきた。人の幸福度は晩年の方が高いと言われているが、死に近づく世代になる、特有な孤独もあるんだと知った。人生のせんぱいから学ぶことは多い。50年、60年後の自分は、今と変わらないところも多いのではないかと思った。未来の自分は何をしているのだろうか。サックスさんの壮絶人生の振り返りというより、長年生きてきた彼自身の目から見える人生観について今感じていることを素直に綴っているような作品だった。

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