三体III 死神永生 上

  • 早川書房
4.39
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本棚登録 : 3976
感想 : 310
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152100207

感想・レビュー・書評

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  • あまりの展開に驚く。

    まだまだ、続く。
    次で終われるのかな。

  • 圧倒的なスケール。でいて、荒唐無稽なSFファンタジーではないリアルさ。世界観が変わる!

  • 劉慈欣によるSF小説三体の最終章(三体・三体Ⅱは読破済み)。三体Ⅱのラストからどんな感じになるのかなと楽しみだったが、今作も安定して楽しめた。三体Ⅱで進行していた計画の裏側で進行していた極秘プロジェクトの話からの、まったく先が読めない緻密な展開に度肝を抜かれた(まさか次元も超えてくるとは)。宇宙心理学だったり、宇宙論を研究している学者が出てくるのも面白い。下巻では、今作中一番ぶっ飛んでいたキャラのウェイドに期待。

  • 待ってましたの第3部。
    主に下巻になるが、第3部では時間が一気に未来に進んでいくので、
    しっかり時間軸を意識しておかないとわけがわからなくなる。
    第2部まではSF感はそこまで感じられず、三体星人との決戦に向けたストーリーをシンプルに楽しめたが、第3部では後半に進むに連れハードSF感満載となってくる。
    SF好きには馴染み深い要素がたくさん出てくるのでそれはそれで楽しめる。

  • 智子封鎖が解け科学が進歩してしまったがために、出てくる技術も現象も現代の感覚から遠く離れて現実味を失い、馴染みづらい。説明も抽象的になり、ポンポン時間を飛び越え次のシーンにいってしまうので、アイデアの箇条書きのよう。アイデアのひとつひとつは面白いんだけど。
    三体人の地球人観、読みたかったなぁ。

    シリーズ通してかなり楽しめたけども、やはり女性の描写がかなり足を引っ張っている。女性キャラとくれば枕詞のように「美しい」が付き、その多くが主体性を持たないのには辟易した。歪んでる。

  • 智子さん、かっこいい!

  • 上だけで読了に1ヶ月以上も掛かってしまった。何せ、序盤が退屈すぎたからで...。三体2(黒暗森林)でひと段落ついたと思い、それを再度辿り、さらに知覚できない程遠い未来まで引き延ばすと言う感じで手に負えなくなったから。(その時点でレポートや試験対策のせいでもあるが30日くらい掛かった。他の本も読めなかった。) 250ページを過ぎたあたりから格段に面白くなった。そこからは2日で読めた。下が楽しみだが、何日かかるのだろう。内容としては特に驚きは少ない(暗黒森林の確信場面は驚き)感じだったし、あまりに御都合主義(このような作品でこの指摘はあまりに野暮)とは思った(三体が地球の位置を発信しないのはおかしい?)。上記にも書いたが、時代が離れ過ぎて、なんでも有りになってしまっているのは、驚きも欠けるし少し面白くないと思う。(あと、三体2でも色々な方に触れられていたが、非本質な記述があまりにも多いことが読みにくさに繋がっているのだと思う)



    追記:どうしても書いておきたいことで、1人の作者が人類全体の動きを考えるのは無理がある。例えば、、アイデアを出すにも人類は数十億人いて、その人たちの一部が一斉に思考したことを推定には無理があるのは明らかだろう。それを、頭に入れて読んでしまうと無理があるし、、頑張っているなぁと言う、達観的な思考が自然と発生してしまうのが非常に良くない

  • 面白かった!!
    まだ上なのに小説二冊分ぐらいのボリュームを感じる。強いていうなら前半部分が冗長な感じはしたけど普通に面白いしまあ全然許容範囲。オーストラリアに〈大移動〉するあたりから表現がリアルで少し怖い感じもするけど面白みが増してくる。そして何よりも著者の劉慈欣の恐ろしいほどの想像力にビビった。続きも読みたい。

  • やっぱり、おもしろいぞー!!
    面壁計画もすごいと思ったけど、階梯計画もスゴい!!
    フィクションなのに、本当にそうなるんじやないかと
    ハラハラしながら読んだよー!!

    階梯計画とは、もうすぐ死んじゃいそうな、
    でも宇宙とかに詳しい人をスパイにして、
    三体世界に送り込もう、という計画。
    雲天明(うん・てんめい)が適任者となる。
    でも、このスパイ計画は、三体人にめちゃめちゃ拷問
    されるかもーという危機もあるけど、
    それでも天明は階梯計画に同意する。

    天明が適任者なのでは、と推薦したのが、今回の主人公
    「程心(てい・しん)」。
    程心は、前作の主人公である羅輯から執剣者を引き継ぐ。
    執剣者とは、三体世界が地球を侵攻するのを
    抑制する役目。
    でも、三体世界は羅輯のことはビビってても、
    程心には、ビビってなかったー。
    だから、程心が執剣者になったら、すぐに攻撃してきた!!
    全世界の人々がオーストラリアに避難することになる。
    (これは、智子の命令でオーストラリアってなったのー)

    んでもって、宇宙戦艦の「藍色空間」と「万有引力」が
    宇宙に対して、三体世界の座標を送信する。
    そしたら、三体世界がバーンと破壊されたー!!
    ついに三体世界がなくなったー!!
    だけど、三体世界を滅ぼした別の文明に
    地球が破壊されるのではー!?
    さらに智子が程心に「天明は生きてる」発言!!
    すっかり忘れ去られてた階梯計画が生きてたー!?

    ……って、本当に私の脳内で理解した限りでは、
    これが限界でした…。
    私の感想からは、この本おもしろいの?って思うかもだけど
    めちゃめちゃおもしろかったー!!
    ってか、この世界観にドンドンハマるー!!
    三体世界なくなって、残りはどういう話になってくの?
    気になる!!

    • shintak5555さん
      ほら、抜かれる。笑笑
      既に抜かれてる?笑笑
      ほら、抜かれる。笑笑
      既に抜かれてる?笑笑
      2022/06/08
    • ほくほくあーちゃんさん
      追い付けー!!
      追い越せー!!
      追い付けー!!
      追い越せー!!
      2022/06/09
    • shintak5555さん
      もう背中が見えない。光速で抜かされた。
      もう背中が見えない。光速で抜かされた。
      2022/06/09
  • 細かく章が分かれているせいか、理解の難しい物理や科学の描写が少ないせいか、私にはシリーズの中で一番読みやすかった。
    スケールがさらに広がっても、この小説世界が確固として「ある」ことがすごいなと思った。劉さんの想像力がものすごい。
    唯一違和感があったのが、程心さんが星を贈られて感動するところ。他人から突然星など贈られたら怖くないか!?
    とにかくこの後の展開も楽しみだ。

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著者プロフィール

1963年、山西省陽泉生まれ。発電所でエンジニアとして働くかたわら、SF短篇を執筆。2008年に刊行された『三体』で人気に火が付き、“三体”三部作(『三体』『黒暗森林』『死神永生』)は中国で2100万部以上を売り上げた。2014年にはケン・リュウ訳の英訳版が刊行され、2015年、アジア人作家として初めてSF最大の賞であるヒューゴー賞を受賞。2019年には日本語訳版が刊行され、11万部を超える大ヒット。

「2023年 『神様の介護係』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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