IT 下

  • 文藝春秋
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本棚登録 : 188
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163128504

作品紹介・あらすじ

IT(イット)とは何なのか?ITはITとしか呼びようがない。それほど巨きく、不可思議だ。忘れていた少年の日にもどって、あのおぞましい恐怖を通じて得た愛と勇気を、いま確かめようとする7人。S.キング傑作群中の最大傑作。

感想・レビュー・書評

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  • かなりの長編だったが、飽きることなく読み終わることができた。
    ITを倒し平和を手に入れることと引き換えに、共に戦った友人を失い、または忘れてしまい、友情が消え失せるというのは切なく感じた。

  • いやー面白かった。読み応え抜群。石合戦のところがいちばんお気に入り。

  • ホラーだと思っていたら、突然のSF。
    決戦描写はかなり抽象的で、お口ポカンでした。
    まるで状況が浮かんでこない。
    夜中に何度も眠り込みながらやっと読みました。

    パトリック・ホックステッター はITに殺されたけど、それでも許せない。

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    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/NP09131291

  • 長すぎて後半ちょっとスキムがちに。

  • 少年と少女(はみだし組)とペニーワイズとの戦いを描いたお話の下巻。
    はみだし組が現在と過去の話を交互に語る形式でお話が進んでいく。
    後日談まできちんと描かれているものの長いわりには爽快感がなくすっきりしない。
    文庫本4冊というボリュームがあり、内容の比率として日常生活や状況描写の比重が大きくなり飽きが来る。ペニーワイズとの因果関係についてはもう少しひねりがあっても良かったように思う。ただペニーワイズ誕生から現在までに登場するデリーの街の住人たちは子供や孫にまで広がり、街の名所はかなりの数になっている。結末までには大なり小なりのおちがつくようになっている。これは世界観の厚みに繋がっていて長編小説の強みだと思う。
    ダークタワーにもいえることだけど、宇宙創生や異世界にまで話が飛躍すると神秘的ではあるものの心理恐怖や丁寧に作り込んだ現実世界の設定が薄っぺらくなるきらいがあるのもデメリットのような気がする。

  • さて、長々とひーっぱられつつ、ようやく下巻へ。
    しかしながら、やっぱり長い!
    そして、後半はもうぐちゃぐちゃ。
    超常現象ものだからって、こーんなぐちゃぐちゃで良いのだろうか?
    そしてITの正体で、ずっこけるでしょー、やっぱり。
    上巻はまあ面白かったので、上巻だけでやめとけば良い作品だわ。
    キングさま、スタンドバイミーみたいな地に足のついた作品、書いてくだせぇ。そっちの方が上手いって。

  • 年越し二年かかって読了。
    長かったぁ。グロテスクだったぁ。これ映像化は絶対無理でしょっと思ったけど、去年”IT それを見たら終わり”ロードショウで観たし、その前にも作られているみたい。(アマゾンプライムに入っているのでこれから観る予定。)
    映画もまぁがんばってたけど、あのITの(雌の巨大な蜘蛛)気持ち悪さは表わせないと思うわ。

    まず、読み終わっての感想を一言でいうなら”哀切”かな。
    なんでエディを死なせちゃったの。でもエディは”僕はビルのためになら死ねる”って言ってたな。伏線だったのか。
    マイクは一命を取り留めてよかったけど…
    (ビルの妻のオードラもね。シルヴァーに乗って意識戻った)
    ただ、解せないのはベヴァリーが11歳で少年たち6人と絆を深めるために?パワーをつけるために?セックスする必要なあったの?
    その記憶もまた今回のITを皆で退治したことも記憶から抹消されてしまうみたいだ。
    結局はデリーという町に住み着いた不死のモンスター?だったのか。
    スティーブン・キングの構成力や少年を描かせたらめちゃ上手いことやグロテスクな表現も天下一品ってことがわかった。

  • 映画観たい!

  • ITはその人の心の奥底を覗き込み、その人の恐れるものに姿を変える

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著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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