ローマへの旅

  • 文藝春秋
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163149202

感想・レビュー・書評

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  • 実はこれ,表紙のティツィアーノの「ウルビーノのヴィーナス」に惹かれて読み始めたもの。
    結構中身はドロドロでした。

  • 既に関係が終わっているのは明白であるのに、その相手に対して味わった気持ちの未消化さを誰ともつかずぶつける。当然そうされた相手は「あなたは目の前にはいない誰のことを考えているの」となる。イタリア人の愛憎の比喩→ビールケースを持ち腕をプルプルさせる男。妻「あなた何やってるのよ」旦那「すまない、私のためにこの中身を何本か減らしてくれないか?」妻「何言ってるの?それごと下に降ろせばいいでしょうが」旦那「何を言ってるんだ!このケースこそが私自身なんだ!降ろしたら私でなくなる!」妻「しまいには怪我するわよ」

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著者プロフィール

1907年ローマ生まれ。29年最初の小説『無関心な人びと』で脚光を浴びる。戦時中は活動を制約されるが、戦後は復活。主な著書に『めざめ』『ローマの女』『倦怠』『豹女』など。国際ペンクラブ会長としても活躍。

「2010年 『マイトレイ/軽蔑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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