- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163201405
感想・レビュー・書評
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1959年生まれ山田詠美さんの本はたま~に読みます。今回、2001.6発行の「姫君」を読みました。41~2歳の時の作品です。MENU、検温、フェイスタ、姫君、シャンプーの5話が収録されています。「MENU」と「姫君」は自由奔放に生きる男(時紀)と女(姫子)が描かれています。どちらも突然の死で幕を下ろします。ぶっきらぼうでいて、なぜか憎めない、そんな人間像が浮かんできます。久々に小説らしい作品を読んだ気がしました。
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山田詠美さんの本で一番最初に読んだ。
多彩な恋の物語に、魅了された。 -
さすが山田詠美さん!「MENU」が一番好き。切なくて苦しくなります。でもそこが好き。「シャンプー」ではきゅんきゅんしました。
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山田さんの文章は洗練されているのにどこか野蛮で、そこがすごくすき。
読み終えたとき、苦苦しさみたいなものが残る。また読み返したいかといったらあんまり読み返したくない感じなんだけど、でも、手元には残しておきたいなー、と思う。 -
メニューにはいろいろ考えさせられるものがあった
言い表せない関係とか、言い表せない感情とか。
意味もなく歯噛みしたくなる感じがすき -
魅力的な姫君たち。
そして、死。
人間っていうのは儚いものなんだよ、と言われた気がした。 -
切ない。とにかく切ない。
文章が洗練されている。 -
この表紙好き。姫も大好き。身を切り落とされるような表現になるから途中読むのが苦しくなったけど、でもやっぱり大好きだ。
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「姫君」と「シャンプー」が好き。
人生なんか最初から狂ってる。
ラブリー!! -
中身も装丁も山田詠美の本の中ではいまでも好きな部類なんだけど、文庫になった時すごくがっかりした本。装丁が一気にダサくなった。