- Amazon.co.jp ・本 (125ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163256306
感想・レビュー・書評
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夫でもなく、父親でもない“大人の男性”の役割とは――
散歩が生き甲斐の独身男・寛樹は、ある女性に「夫でもなく、父親でもない
役割」を求められた。家族や婚姻制度に一石を投じる問題作。
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とりあえず読んだという覚え書き。
「ハミザベス」同様、自分はなんなんだろう、という男の物語。独身のこの主人公は、子供の相手をするよう、その子の母親から頼まれる。だけど、それはいない父親の代わりではなく、母親の夫の代わりでもない。自分は何を求められているのか、何をしたらいいのか、そして植物診断室の先生が言う、「あなたはあなた以外の何者でもない」という言葉。それはそうかもしれないけれど、でも自分を肯定できるほどの「何か」があるわけでもなく、ただただ町を徘徊して…と、なんだかよくわからないレビューですね。あらすじかい。彼の行き着いた先がどこだったのか、結局それは「自分は自分」ということなのかもしれないけれど、他者に認められたのか、それとも自分で気づけたのか、それが植物診断室のおかげなのか母子のおかげかもう感覚として読んでしまったので特に何も残ってません。ごめんなさい。
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植物診断の様子がおもしろい
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だいぶ前の新聞の書評欄にあったので気になって読んでみたけど、いまいち入り込めなかった・・・
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寛樹の趣味は散歩とジャングリズム(ジャングル風伸ばし放題のベランダ園芸)。
独身男が主人公で、こんな人がいたら会ってみたいと思う話は滅多にないのですが、彼には会ってみたいものです。