武蔵野倶楽部

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 13
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163264806

作品紹介・あらすじ

よう、あいかわらず昭和してるね。街、店、人、そして心地よいひとセリフ。6つの都市の大人の時間を描いた傑作短編集。

感想・レビュー・書評

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  • ネライが鼻に付く。

  • 33

  • 年齢も職業もばらばらの顔ぶれが柔らかく集う武蔵野のバーを描いた表題作ほか六都市の六つの店をめぐる大人のためのシックな短篇集

  • 陰。6つの短編からなるこの本は、影があり、渋さがあり、なんとなく訳ありの人物が登場する短編集です。
    話の舞台が、1つ目が吉祥寺、2つ目が神楽坂、3つ目が金沢、4つ目が神戸と、私の好きな場所が続いていて、ただそれだけの理由で、「あ、この本は私に読んでほしかったのだわ」と思いました。

    30代の頃にほろ苦い思い出を持つような、おじさまにはたまらないような雰囲気が漂っているような。。

  • 吉祥寺、神楽坂、金沢、一関、神戸、札幌。街と街に集い憩う人々の日常を淡々と描写した短編集。
    何が起こるわけでもない。
    最初の2〜3編くらいは濃やかな描写から立ち上る雰囲気を楽しんだけれど、途中の編から退屈なものが紛れてきて、これは単なる街(場所)と人物の描写ではないかと飽きてしまった。
    1編目の「武蔵野倶楽部」と2編目の「たまねぎや」、ふたつの酒場は個人的にとても魅力的な居場所だ。

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著者プロフィール

1940年東京生まれ。慶応大学文学部卒。『時代屋の女房』で直木賞、『鎌倉のおばさん』で泉鏡花賞受賞。著書に『アブサン物語』『北の富士流』『アリと猪木のものがたり』『猪木流』『老人の極意』『老人流』等。

「2022年 『ゆれる階』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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