- Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163275000
感想・レビュー・書評
-
就活生の自分にはまさにタイムリーな一冊。
こんなにうまくはいかんだろうけど、それでも少しやる気の湧いてくる、そんな物語。
就活、がんばろう!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なぜエピローグがあんな形になってしまったのか・・・
物語のテーマからするといくらでも盛り上がらせることもできるし、肉付けし放題の部分なのでは。 -
前からの読んでみたかった本。10年一昔、と考えると少し前のお話になるのかもしれないけど、大学生の就職活動の現状が垣間見れた気がした。いまはオンラインとかが普及して、また形態も変わっているんだろうな。
最後の終わり方もいい感じだった。千晴がどこの会社に決めたのか、千晴と良弘はどうなった?プロジェクトチームのみんなのその後は??気になるから続編が読みたいなぁ。 -
久しぶりの石田衣良さん、面白くて一気読みでした。
ちょうど息子が就活中なので、読んでみたのです。
10年前の小説だから、今とは多少就活期間が違うけど、大変さは変わらないはず。
就活生千晴の気分になって一喜一憂しました。
それに仲間がいるっていいですね、羨んだりもあるだろうけど、認めあって7人がとてもいい関係性でした。
最後の公園のシーンは達成感があって良かったです。 -
〈内容〉仕事も会社も、わからない。でも今、闘うしかないんだ。水越千晴、鷲田大学三年生。仲間七人で「シューカツプロジェクトチーム」を結成した。目標は全員で、最難関マスコミ合格。
-
爽やかソーダ味で読みやすい。
主人公の千春がさっぱりとしていて、素直に応援したくなるキャラ。衣良さんはこういうあくのない女性を書くのが上手い。
他のメンバーのバランスも良くて、特に恵理子みたいな美人キャラは好み。
これ、ドラマにしたら結構面白いんじゃないんかな?
基本、衣良さんのお話ってさくさくストーリーが進むし、起承転結もキャラの作り分けもしっかりしてるから、映像化しやすい気がする。
内容も現実味があるし、話題性のあるテーマを扱うことが多いし。テレビ局はNHKでよろしく。 -
就活の気になる今日この頃、偶然大学の図書館で見つけて読み始めたが、とてもよい作品だった。
1〜3章までは、自分自身が千晴になってしまい、読みながら就活の厳しさにあてられ、とても凹んでしまった。正直鬱になった。
だけど、最終的に千晴が感じた就活とは何か、が未だ就活を経験したことのないわたし自身にも、なぜか不思議と染み込んできた。ぜひ、この本は、就活生や学生だけでなく、学生の子を持つ親、また、就活を乗り越えた社会人や、人事をする役員の方々にも、読んでもらいたい。
この本は、疑似就活で、プレ就活でも、あると思うのだ。
唯一残念だったというか、それまで千晴に乗り移っていた自分が消えてしまったのが、インターンの章である。なんとなく、おいてきぼりになった。しかし、マスコミの苦悩や汚れ役については痛みすら感じられたので、単純にわたし自身がテレビ局のインターンをしている自分が思い浮かべられなかっただけかな、と思う。
エピローグは、石田氏らしい素敵な終わり方で、続編が読みたいような、自分の中でずっと想像したいような、そんな気持ちになった。
久々に素晴らしい小説と出会った。星はもちろん5つ。 -
[おもな内容]
タイトルどおり『就職活動中の大学生』が
主人公のお話です。
[おすすめの理由]
就職活動をする前にぜひ読んでほしい本だと
思ったのでおすすめしました。
私は終わった後に読みましたが、共感できる
部分がたくさんありましたよ!
就活のイメージがもてると思います☆ -
就活をそろそろ考え始めているので、読んでみた。同じ就活の物語で「何者」、新卒の物語で「同期のサクラ」を読んだことがある。どれもフレッシュさの中にドロドロした対人関係や葛藤、苦悩などがある。やはり、展開は読んだことがあるものだった。
でも、何気ない日々の表現がリアルで好きだった。特に、バイトのクレーマーやちょうどいいハズレ具合のOBOGの人物描写は面白かった。 -
就活を控えた大学3回生です。この本は2008年に書かれていますが、今の就活生でも共感できる表現が随所に見られます。就活に対して不安しかなかったのですが、この本を読んで自分らしく頑張ろうと思えました。