廃墟に乞う

著者 :
  • 文藝春秋
3.20
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本棚登録 : 1022
感想 : 184
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163283302

感想・レビュー・書評

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  • 休職中の刑事が関わる事件の話。北海道の街を舞台にしており、なんとなく灰色の静かに物悲しい雰囲気が漂っている。

  • 面白かった。

    主人公はある事件でPTSDを患い休職中の刑事。この本は、暇をもて余す彼が知人に頼まれ、非公式ながらも捜査を行う短編集である。

    操作権限が無いからこそ、物的証拠よりも人情に焦点を当てた調査を行っていくので、淡々としつつも人間らしさを切り出していくような物語だった。

  • 北海道が舞台の警察モノ

  • 直木賞だったので読んだけど、最後はあっさり目で拍子抜けしてしまった。
    期待せずに読めば面白い本だったんだけどなぁ!

  • 休職中の刑事が主人公って設定懲りすぎだろ。けど私立探偵でもなく職務中の刑事でもないっていう面白い設定での捜査の描写は結構面白かった。それと刑事でないところからヒントだけ与えて終わるような物語のスタイルも読者に解釈を求める点で読み応えがあったかな。

  • 休職中の刑事という、ちょっと変わった視点での話。

  • この作者の道警の話は好きなんだけど
    この作品は思い込みが強すぎてイマイチ好きになれない
    ただ短編でこれだけ話を展開できる力はさすがです
    4.0点

  • 直木賞を取った作品だけに非常に面白かった。短編だけに一つ一つの事件解決(どんな内容かも知らず購入したけど)まで一気に読める。そして、一つ一つ余韻を残す終わり方に乾杯。

  • 時間で物は朽ち、心は癒える。

  • 後半になるにつれて、面白さが分かってきた。
    最後は一気に読んでしまった。

著者プロフィール

1950年北海道生まれ。79年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。90年『エトロフ発緊急電』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を、2002年『武揚伝』で新田次郎文学賞、10年『廃墟に乞う』で直木賞、16年に日本ミステリー文学大賞を受賞。他に『抵抗都市』『帝国の弔砲』など著書多数。

「2022年 『闇の聖域』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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