空へ: エヴェレストの悲劇はなぜ起きたか

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163533704

感想・レビュー・書評

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  • シーカヤックの道を開いてくれた
    大学の先生が薦めてくれた本

    一気に読んだ

  • 世界最高峰の山、エヴェレストの恐ろしさをまざまざと如実に描いたノンフィクションは登山に興味がなくても面白く読める。雪山って魅力的だけど恐ろしいね。

  • 200904

  • エベレスト登山史上最大の死者を出した遭難事件。遭難したツアーに参加していたジャーナリスト、ジョン・クラカワー氏が克明に記録した真実とは。
    ベテランガイドをも死に至らしめた理由は何か?極限状態では少しの間違い、ミスが積み重なって大惨事を引き起こすという教訓を自戒を込めて世に問うた作品。

  • 多くの死者を出したエヴェレスト登山隊に参加、
    九死に一生をえて生還した作者が描くエヴェレスト大量遭難の軌跡。

    この登山隊というのは営業公募隊、
    いわゆる「商業登山」のものである。
    参加者にほとんど登山の経験がなかろうと
    大金をはたけば有能なガイドによって登頂が可能になるというものだ。
    たとえそれが世界最高峰であるエヴェレストでも、だ。

    エヴェレスト登山が今や完全に商品化されてることにまず驚くが、
    なんと言っても圧巻なのは遭難の描写である。

  • 登山家兼ジャーナリストの著者が、レポートの目的でエベレスト登山に参加するが、図らずも、未曽有の遭難事故の当事者になる。職業文筆家だけに内容の豊富さ、読みやすさ、迫力、どれをとっても申し分なく、一気に読み終えた。その後に残ったのは、著者の、この事件を自分の中で整理しようともがき続ける姿だ。一緒に

  • 状況判断の甘さから、誰も気づかないうちに、手段が目的化する絶望プロジェクト。個人への批判には疑問が残るが、些細なつまずきから、坂を転げるように堕ちていくのは、現実と同じ...

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著者プロフィール

1954年生まれ。ジャーナリスト、作家、登山家。
当事者のひとりとして96年のエベレスト大量遭難事件を描いた『空へ』(1997年/日本語版1997年、文藝春秋、2013年、ヤマケイ文庫)、ショーン・ペン監督により映画化された『荒野へ』(1996年/日本語版1997年、集英社、2007年、集英社文庫。2007年映画化、邦題『イントゥ・ザ・ワイルド』)など、山や過酷な自然環境を舞台に自らの体験を織り交ぜた作品を発表していたが、2003年の『信仰が人を殺すとき』(日本語版2005年、河出書房新社、2014年、河出文庫)以降は、宗教や戦争など幅広いテーマを取り上げている。

「2016年 『ミズーラ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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